金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

19

新聞購読のお申込み

金型工業会・支部がオンラインで新年会

東部支部  DXなど次代に向け

日本金型工業会・東部支部(鈴木正義支部長)は1月21日、オンラインで新年会を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、オンライン開催に切り替えた。

鈴木支部長はあいさつで「カーボンニュートラルやSDGsといった潮流の影響は大きくなる。そんな中で、DXなど次世代に向け新しい考えで金型づくりに取り組まなければならない」とあいさつした。

経済産業省の谷浩素形材産業室長は「国際的な脱炭素への対応も加速している今、素材などにも大きな変化をもたらす。様々な挑戦が求められているが、新たな市場が広がるため、チャンスでもある」と述べ「補助金などでその好機をつかむためにサポートしたい」と話した。

メーカーを代表して牧野フライス井上真一社長が「今年は機械以外でも様々なアイデアや提案を通じ『お客を支援すること』をテーマとした。そのためにも皆さんのお話をお聞かせ頂きたい。我々だけでなく、皆さんのアイデアを組み合わせてイノベーションの力に変えていきたい」と話した。

中部支部  変化をチャンスに

日本金型工業会・中部支部(山田徹志支部長・日章社長)は1月25日、新年会及びセミナーを開いた。オミクロン株の感染拡大により当初予定していたリアル開催からオンライン式に変更して開催した。

山田支部長は「コロナ発生後、カーボンニュートラルやSDGs、自動車の電動化・自動運転など環境変化が著しい。事業継続していくには多くの知恵が必要。数は力なりと言うが、中部支部で多くを学んだ。変化をチャンスに変えていきたい」と抱負を語った。

小出悟会長は「今年は変化の年。従来の型種または顧客だけで生き残れるか分からないが、業態変化も一手ではないだろうか」と挨拶した。

セミナーでは愛知教育大学の竹川慎哉准教授が「学校教育の現状」をテーマに講演した。

金型新聞 2022年2月10日

関連記事

【年頭所感】日本金型工業会東部支部支部長・鈴木 教義

存在感を世界に示す  数年前、日本政府が「Society5.0」を策定しました。昨今では盛んにDXの必要性が叫ばれ、IoT、AI、クラウド、ビッグデータなど、様々な言葉が飛び交っています。「2025年の崖」問題もクローズ…

岐阜金型工業組合 セミナーを開催 インボイス制度学ぶ

来年10月に開始 岐阜県金型工業組合(加藤丈詞理事長・カトーメテック社長)は来年10月1日から導入される適格請求書等保存方式(インボイス制度)について、森靖税理士事務所の森靖氏を招き、「インボイス制度、ここが大事」をテー…

岐阜県金型工業組合 工業高校生金型コンテスト、県内の10校が参加

人材の定着を促進  岐阜県内の工業高校生を対象にした第3回工業高校生金型コンテストが12月8日、岐阜県立国際たくみアカデミー(岐阜県美濃加茂市)で開かれ、県内10校、関係者も含め約90人が参加した。 可児工業と高山工業が…

金型技術振興財団 助成事業の公募開始

金型技術振興財団(千葉県茂原市、047-27-3210)は2021年度の助成研究事業などの公募を開始した。締め切りは7月30日。 金型や成形技術などを対象にした研究開発助成は、1件200万円以内総額1000万円まで。助成…

高知県が工業団地建設 入居募集を開始

高知県は南国日章産業団地に入居する企業の募集を開始した。また、2022年度の完成を目指し、高知市と高知市布師田団地(仮称)の建設も進めている。募集に関する問合せは088-823-9693、高知県商工労働部企業誘致課まで。…

トピックス

関連サイト