材料費や電気代の高騰が続き値上げが不可避の中、金型メーカーのユーザーへの価格転嫁は進んでいるのか。本紙はその実態を調べるため、金型メーカーにアンケートを実施した。結果から、値上げが受け入れられるようになりつつあるものの道…
2021年の金型生産額 20年比3.9%減の3443億7900万円
鍛造やダイカストは回復
経済産業省が発表した機械統計によると、2021年の金型生産額は3.9%減の3443億7900万円だった。4年連続で前年を下回った。
8型種のうち鍛造型やダイカスト型などの3型種で回復したが、プレス型やプラスチック型など5型種が減少した。
鍛造型は19.0%増の207億8300万円、ダイカスト型は2.2%増の397億5500万円、ゴム型は1.7%増の77億7300万円となった。
一方、プレス型は9.1%減の1392億8300万円、プラスチック型は3.6%減の1227億1200万円、鋳造型は0.8%減の58億8200万円、ガラス型は1.8%減の25億1200万円、粉末冶金型は0.1%減の56億7400万円となった。
月別では、7月以降は11月を除く全ての月で前年同月を上回っており、緩やかながら回復が続いている。
金型新聞 2022年3月10日
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