GENIO Solutions(神戸市東灘区、078-854-5524)は、RoborisSrl社製のAI搭載NCデータ最適化システム「Eureka Chronos」の販売を7月1日から開始した。 「Eureka C…
牧野フライス製作所 大型加工機のレトロフィットを強化
大型機中心に年20台

牧野フライス製作所は、大型加工機を中心にレトロフィットやオーバーホール事業を強化する。年間で最大20台程度対応できる体制を整え、今年度内には同事業の売上高を3~5億円を目指す。
子会社の牧野技術サービスが担当する。自社工場だけで迅速に対応するのは難しいため、協力工場など国内に10か所のスペースを確保。年間10台から20台程度のレトロフィットやオーバーホールを手掛ける体制を整えた。
対象とするのは大型加工機が中心。1980年代以降に販売した立形マシニングセンタ(MC)「Fシリーズ」、横形MC「Hシリーズ」、大型の型彫り放電加工機「EDNC85」以上の機種(写真)などを想定している。
大型機が中心なのは顧客の要望が強く、またメリットも大きいためだ。過去の機械を最新機に置き換えると、「設置面積が広くなったり、高価格になったりすることがある」(牧野技術サービスの西野正専務)。このためレトロフィットやオーバーホールをして欲しいという声が増えていたという。
実際に「新機種だと数千万円以上する機械も、新たな機能を加えるレトロフィットでも半値以下ぐらいで、従来機と同等以上の精度や性能の向上が可能になる」(西野専務)また、放電加工機ではその効果がより大きく、「電源を変えるだけで、精度や速度が上がるだけでなく、電気代も大幅に安くなる」という。そうしたカーボンニュートラルやSDGsの観点からも、積極的に同事業を広げる考えだ。
金型新聞 2022年6月9日
関連記事
AIでNCプログラムの最適化さらに早く CGTech(東京都豊島区、03-5911-4688)はこのほど、NCプログラムで切削加工のシミュレーションを行う「ベリカット」の新版「9.1」を発売した。 今回のバージョンアップ…
熱間材の新技術 熱間材に関連する新たな技術開発が進んでいる。ホットスタンプやダイカストのように、過酷な条件での成形が増えているためだ。材料では、高温な金型を効率よく冷やすために、高い熱伝導性や靭性を持った新素材が登場。ま…
製販一体でニーズに対応 金型部品や金型の設計・製作、自動機・治工具の製作など幅広く展開するゲートジャパン(京都市伏見区、075-661-0360)は製造販売一体で提案できる営業力を強みに、京都のみならず、名古屋、静岡、…
ソリッドラジアス ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、熱の発生を抑える低抵抗な刃先と強靭な高硬度材用新材種を採用した4枚刃のソリッドラジアスエンドミル「ハード1ラジアス」を発売した。 荒…