電気自動車やスマートフォンを始めとする電子端末で必要とされる部品は、ますます微細化、精密化が進む。当然、金型分野でもより微細かつ精密な加工ができる工具、機器のニーズが増してきており、メーカー各社も新たな製品の開発に取り組…
岩倉溶接工業所 金型補修の受託加工と技術支援を開始
ステンレスを主体に金属の溶接加工を手掛ける岩倉溶接工業所(静岡県島田市、0547・37・4585)は今年8月から、金型溶接の受託加工事業と金型溶接・仕上げの技術支援事業を開始した。金型補修における技術承継の課題解決に貢献する。
溶接技術継承に貢献
金型溶接の受託加工では最大出力3・0kWのファイバーレーザー溶接機による金型の肉盛補修を行う。プラスチック金型、ダイカスト金型など各型種に対応する。一方、金型溶接・仕上げの技術支援では専門人材による技術講習、電話サポートを提供する。講習内容はニーズに合わせてカスタマイズする。講習料金は1回15万円(税別)から。
岩倉社長は「技術承継に課題を抱える企業が多い。教育にかける時間がなく、問題となっている。当社が受託加工だけでなく、技術支援までをトータルで提供することで、金型溶接に関する課題を解決していきたい」としている。

同社は1973年に創業し、85年に法人化。精密洗浄機や医療機器、航空宇宙関連などの精密部品向け板金・溶接、レーザー切断、レーザーマーキングなどを手掛け、特に板厚0・5㎜以下の精密微細加工を得意とする。2012年には航空宇宙産業向け品質マネジメントシステム「JISQ9100」の認証を取得し、19年には医療機器製造業に登録した。
金型溶接・技術支援事業を新たに立ち上げ、事業領域の拡大を狙う。今後、人材の拡充や設備の増設などによって、事業の確立を目指す考え。「数年後に売上全体の10%を占める事業へと成長させたい」(岩倉社長)。
金型新聞 2024年10月10日
関連記事
ユニオンツールはこのほど、高硬度材加工用のロングネックボールエンドミル「HWLB」の販売を開始した。HRC60の高硬度材でも効率よく加工できる。 従来のHARDMAXコートに比べ、耐摩耗性の高いコーティング「HMWCOA…
形彫放電は特定の高度な金型では不可欠な加工技術。最終工程に近いため、ミスができず、工程の負荷が高くなることある。加えて、電極消耗を考慮する必要があるため、加工条件の設定など、職人技術が求められることが多い。本特集では、こ…
IoTモニタリングシステム 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475-24-1111)はこのほど、工作機械向けIoTモニタリングシステムを発売した。工作機械の稼働状況をクラウド上で管理し、モバイル機器から稼働実績を把握する…
ツーリングシステム ユキワ精工(新潟県小千谷市、0258-81-1111)はこのほど、ツーリングシステム「グリーンG1チャック」シリーズにBBT40シャンク、BBT50シャンク、HSK63Aシャンクを追加し、ラインアッ…


