ギガキャストに対応 大同特殊鋼はこのほど、ギガキャストに対応した熱間金型用鋼「DHA‐GIGA」の販売を開始した。超大型のダイカスト金型に求められる焼入性を飛躍的に向上。従来の金型用鋼に比べ、使用中の割れを抑制できる。こ…
東京光電 離型剤の希釈率を数値化 鋳造・ダイカストの品質安定
照度計などを手掛ける東京光電(東京都足立区、03-5613-7555)が、離型剤希釈倍率計の拡販に注力している。ダイカスト・鋳造メーカーなどを中心に提案を強化。これまで正確に把握することが難しかった離型剤の希釈率や液濃度を簡単に数値化でき、品質の安定化につなげることができる。
離型剤希釈倍率計「CANA‐3040」は、物質を透過した光の強さで液濃度を測る「透過比濁法」によって計測する。付属の角セルに離型剤を入れ、あらかじめ読み込ませた離型剤のデータをもとに希釈率を算出。電源は専用ACアダプタの他、USBや単3電池でも使用できる。
光源は単色LEDで、測定波長は660nmの光変調としているため、外光を気にせず使用できる。標準10㎜角セルの他、外径φ12の透明パイプも利用できる。
近年、自動車や部品メーカーなどで品質の安定化を図るために離型剤の希釈率まで提出することが求められているという。同社は、「生産ライン上で常時監視できるシステムや自動化のニーズが高い。今後こうした需要への対応も進めていきたい」としている。
金型新聞 2022年6月9日
関連記事
11月1日から6日間、東京ビッグサイト開かれた「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2018)」。最新の加工技術に加え、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)の活用など、ものづくりの未来を提示した。こうした最新…
加工と表面処理も 非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)は昨年から、ピンやパンチなど特注金型部品の取り扱いを始めている。連携する中国の加工メーカーで製作した部品を輸入し、日本国内…
形状部と側面部を1台で 牧野フライス製作所はこのほど、自動車部品などの中大型金型向けの5軸立形マシニングセンタ「D2」を発売した。独自の構造を採用し、金型の形状部と横形MCで行っていた冷却穴など側面部の加工が1台ででき、…
シンクビジョン(静岡県浜松市、053・437・5691)はこのほど、生産管理システム「cycleon(サイクロン)」の新バージョンを発売した。見やすい画面配置や操作性の強化など、現場の作業者の使いやすさを追求した。 …