東芝機械は、小型から大型部品の造形が可能な金属3Dプリンタ「ZKシリーズ」の受注を開始した。レーザと金属粉末を同時に照射し造形する指向性エネルギー堆積方式(DED)方式で、高速、高精度な造形を可能にした。 ZKシリー…
日立ハイテク 切削精度向上サービスの提供を開始
たわみ補正をデジタル化

日立ハイテク(東京都港区、03-3504-7111)は今年4月、「切削精度向上サービス」の提供を開始した。熟練者の経験で行っていた主軸のたわみ補正をデジタル技術で代替する。同サービスにより属人化からの脱却、品質の安定化につなげる。
主軸の剛性値と工具の切削力を測定後、現状のNCデータや、素材形状などの情報をクラウドにアップする。クラウド上で、切削シミュレーションし、加工精度を高めた補正NCデータを出力。このデータは、主軸から工具のたわみに起因する誤差を相殺したパスにより、高精度な加工を実現する。
主軸とホルダから工具の突き出し部分を含めたたわみの補正を可能にした点が同サービスの強みだ。加工部位によって速度を変える「送り速度補正機能」と掛け合わせることで、加工精度を落とさずに加工時間の短縮も可能となる。
同社は加工誤差に影響を及ぼす要因として主軸の剛性に着目し、他社との差別化を図った。ビジネスインテグレーション本部の江藤昂平氏は、「主軸の剛性値を測定して、データ化するサービスは他にない」と話す。主軸の剛性に応じた補正NCデータの出力が可能となったことで、設備や人に依存しない安定した加工につながる。
運用するうえで初期投資の費用は主軸剛性測定が一台当たり約20万円+工具の切削力測定費(本数により個別見積)となる。クラウドサービスはサブスクリプションで利用でき、加工機契約台数、契約方法(月額もしくは年額)によって個別相談となる。
金型新聞 2022年8月10日
関連記事
成形トラブルを防ぐ ウシオライティング(東京都中央区、03-3552-8261)はこのほど、4台のカメラで金型を監視できる「PLUS‐E(プラスイー)PE‐700」の販売を開始した。射出やダイカスト成形を高精細に監視し、…
粉末冶金金型を手掛ける小林工業は、ヘリカル形状を回転機構を持たない成形機で粉末成形する技術を開発した。粉末を均一にするプレス技術と、回転しながら製品を取り出す独自の金型によって実現した。ニアネット成形することで超硬エンド…
電ドラで稼働、移動しやすく ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06-6536-8807)は、ルッド社(ドイツ)のコードレス金型反転機「ツールムーバー」の販売を始めた。 電動ドライバーを差し込み回転させるとチェーンド…
金属3Dプリンタを用いた金型製作は、冷却水管の自由設計や複合工作機械による製造工程の短縮など、航空宇宙や医療と並ぶ3Dプリンタの特長が活かせる有力な分野だ。本稿では、3Dプリンタによる微細穴の造形技術を応用し、内部から離…


