金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

06

新聞購読のお申込み

日本金型工業会 ドイツ企業と意見交換

デジタル化、技術開発に力

独企業、金型のリモート立ち上げ

日本金型工業会(小出悟会長・小出製作所社長)は3月19日、オンラインで金型メーカーを中心としたドイツ企業との意見交換会を開催した。日本から3社、ドイツから6社が参加し、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後(アフターコロナ)に向けた取り組みについて、活発な意見が交わされた。

意見交換会では、両国共通の課題として、人材難やコスト高、自動車産業への高依存、市場規模の縮小などが挙げられた。これらの課題解決に向けて各社、「デジタル化」や「技術開発」、「他分野への進出」、「新規ビジネスモデルの構築」などに取り組んでいることが明らかになった。

また、新型コロナウイルスの感染拡大による変化として、ドイツ企業の中には設計やCAMなど一部部門でのテレワークや、金型のリモート立ち上げなどに取り組んでいるという声もあった。その他、プラスチック問題やや省エネなど環境への対応に言及する企業も少なくなかった。

小出悟会長は「こうした意見交換会が、継続的な出来事になれば良いと考えている」と述べた。

パネリスト企業

日本:狭山金型製作所(埼玉県入間市)、昭和精工(横浜市金沢区)、小出製作所(静岡県磐田市)ドイツ:DECKERFORM社、SCHULKENFORM社、WEBO社、WalterFormen-undKokillenbau社、ZECHA社、WBA

関連記事

価格転嫁、6割が苦慮 日本金型工業会が調査

会員179社が回答 依頼文書作成し交渉を後押し 日本金型工業会(小出悟会長)が実施した金型材の高騰に関するアンケートによると、6割近い企業が「価格転嫁ができていない」状況にあることが分かった。 アンケート調査は11月初旬…

日本金型工業会東部支部 つながりを再構築する事業を計画

ハイブリッド形式で開催 日本金型工業会東部支部(鈴木教義支部長、鈴木社長)は5月13日、上野精養軒(東京都台東区)で第10回定時総会を開いた。今回はリアルとオンラインを融合したハイブリッド形式とした。昨年度の事業報告や決…

岐阜県金型工業組合が通常総会 金型コンテストを計画

セミナーやCN対策も 岐阜県金型工業組合(加藤丈詞理事長・カトーメテック社長)は大垣フォーラムホテル(岐阜県大垣市)で第53回通常総会を開き、組合の活性化、組合員の増強、人材育成・促進を目指し、セミナー開催やカーボンニュ…

3Dプリンタと型技術のセミナー 10月21日に東京・渋谷で開催

日本3Dプリンティング産業技術協会は10月21日、東京都渋谷区のナガセグローバル人材センターで、「型技術と3Dプリンティング」をテーマにしたセミナーを開く。 金沢大学の古本達明教授が「3Dプリンタの金型への応用に関する研…

ISTMA統計ブック 2023年を販売

世界35カ国の統計データ 日本金型工業会(山中雅仁会長・ヤマナカゴーキン社長)は世界金型協会(ISTMA)が発行している「ISTMA統計ブック2023」を販売している。正会員は無料で、賛助会員は1万円、会員以外は4万円。…

トピックス

AD

FARO スキャンしたらすぐに結果まで:工数低減を実現

金型のメンテナンス、修復、複製に3次元測定アームを活用 製品を製造するために欠かせない金型ですが、そのメンテナンスには多くの課題が存在します。金型は使用するうちに摩耗し、時... 続きを読む

関連サイト