輸入強化や印市場開拓 松野金型製作所(佐賀県基山町、0942・81・7000)はこのほど、インドの成形企業と業務提携した。金型や金型技術を提供する一方、インドで成形した部品の輸入や、インドで成形を検討する日系ユーザーの支…
21年3月期決算
丸順
コロナ影響下、減収増益
ハイテン加工技術などに注力
丸順(岐阜県大垣市、0584-46-3191)の2021年3月期連結売上高は、前年同期比7.7%減の448億2100万円となった。営業利益は同2.8%増の44億6400万円、経常利益は同11.6%増の42億4700万円、当期純利益は同3.4%増の25億1100万円と減収増益だった。
新型コロナウイルスの影響による主要客先の一部生産停止及び減少により売上高は減少したが、輸送コストや固定費の削減などに取り組んだ。ハイテン加工技術等の中核技術を進化させるなど、グループ全体の競争力基盤の確立及び財務体質の向上を図っている。
国内では、新型コロナウイルスの影響による輸入停止に伴う代替生産部品が増加により利益が増加。中国(広州・武漢)では、生産停止に伴う費用の特別損失への振替えなどにより利益が増加した。
今年度の業績予想は、新型コロナウイルス感染症の影響や、世界的な半導体供給不足に伴う自動車メーカーの生産停止及び生産減少の影響など、先行き不透明な状況にあることから現時点での公表を見送った。
金型新聞 2021年6月10日
関連記事
特殊な型内積層技術を開発 電動車を始め次世代車で採用が増えるモータ。脱炭素の観点からも、その効率化は欠かせない。その一つとして注目を集めるのが、磁気特性の高いアモルファス箔を採用したモータコア。金型からプレスまで一貫して…
バンパーやグリルなどの自動車部品を中心に、家電製品、一般産業用品といった幅広い産業分野のプラスチック射出成形用金型を手掛ける明輝(神奈川県厚木市、046-224-2251)。同社は20年以上に渡ってMOLDINOの切削工…
DXの本質は利益を生み出すことにある。以降では、DXによって「売上げを上げて利益を生み出す」方法と「コストを下げて利益を生み出す」企業のそれぞれの取り組みを取材した。 金型の長寿命化、自動化へ 冷間鍛造金型を手掛けるニ…
部品事業が好調を維持 鈴木の2021年7—12月期決算は、売上高117億4100万円(前年同期159億3100万円)となった。「収益認識に関する会計基準」の適用で、前期とは単純比較できないが、金型事業は低調な一方、部品事…