芝浦機械(東京都千代田区、03・3509・0200)は、金型冷却装置を手掛けるファンクショナル・フルイッドの全株式を取得し子会社化した。金型冷却装置における実績や独自のノウハウを取り込むことでユーザーへの連続安定成形の提…
キヤノンモールド 新工場が竣工
生産性1.5倍に
7月から本格稼働

キヤノンモールド(茨城県笠間市、0296-77-8171)が建設を進めていた「本社・友部事業所」が4月に竣工した。同市内に分散していた6工場を集約し、生産効率を高める。7月には本格稼働を開始する。
新工場の敷地面積は10万㎡、延べ床面積は約1万8000㎡。自動化などを進め、コロナ禍前に比べ生産能力を含め、すべての指標で1.5倍を目指す。
キヤノンモールドは2007年にイガリモールドと、キヤノンとキヤノン化成の金型部門が統合して発足。同市内の友部事業所と阿見事業所(同県阿見町)に分かれて運営してきた。阿見では主にキヤノン向けの金型を手掛け、友部では自動車や医療機器など幅広い精密プラスチック金型を手掛ける。
今回集約したのは、同市内の6か所に分散していた友部事業所。モノの移動を最小限にできるレイアウトにし、生産効率の向上を図ったほか、自動化投資を強化し、24時間稼働できる工場を目指す。
金型新聞 2021年6月10日
関連記事
ギガキャストへの対応を進めているダイカスト金型メーカーの小出製作所。ギガだけに限らず、近年は左右対称の部品を一つの金型で成形する「セット取り」なども大型化を加速させているという。しかも「大型化しても精度は高く、生産性も高…
部品の競争力強化図る 自動車部品メーカーのテイ・エステックはこのほど、新潟県三条市にプレス金型の製造と技術開発拠点を開設すると発表した。金型技術の進化を図ることで、コスト競争力の向上や、部品の競争力の強化につなげる。 約…
鈴木の2022年6月期通期決算は売上高が234億1000万円(前年度327億800万円)だった。収益認識に関する会計基準の適用で前年同期比は公表していないが、適用外の金型事業の売上高は15億3600万円と前年同期比12%…
ダイカストメ—カーのエーケーダイカスト工業所(埼玉県比企郡)、樹脂型メーカーのエービー(川崎市高津区)ら5社が連携し、ダイカスト金型向けの入れ子や部品を製作した。3Dプリンタによる冷却水管の造形だけでなく、離型剤を通すた…