実用新案、ランニングコストを削減 冷間圧造工具メーカーの三豊機工(愛知県春日井市、0568-81-4111)は、ダイスケースをセパレートタイプにすることで実用新案を取得した。分割したケースをネジでつなぎ合わせることで、一…
OKK 金型の心出しを自動化
機械座標、カメラ、タッチセンサで
OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は、マシニングセンタ(MC)の機械座標とTOFカメラ、タッチセンサを用い、金型などワークの心出し(基準点の測定)を自動化できるシステム「3Dマイスター」を発売した。
「3Dマイスター」は、まずMCの主軸近くに取り付けたTOFカメラで機上のワークを撮影する。そのデータを3Dモデルに自動変換し、指定した点をタッチセンサで計測。その点を機械座標によって基準点と認識する。
その一連のプロセスはほぼ、タブレット端末で操作できる。撮影した3Dモデルは画面上で拡大したり縮小したりすることができ、「外幅」や「コーナー」「外径」など計測パターンも画面で選択できる。
基準点を測定した内容は一つずつ、カードのような視覚で識別しやすいフォーマットにファイリングされる。その中から一つ選んでMCに指示すると、基準点を設定することができる。
価格は、カメラやソフト、タブレット端末などを含めて200万円(2台目以降は130万円)。MCの対象機種は「VM‐Rシリーズ」と「VB53α」。タブレット端末には、今後アプリケーションを追加していく予定。
金型新聞 2021年6月10日
関連記事
2本レーザーで高い生産性 NTTデータザムテクノロジーズ(東京都港区、03・6433・0577)は7月から、2本のレーザーを持つ金属3Dプリンタの販売を開始した。1本のレーザーの従来機に比べ、高速で造形できるため、部品単…
リードタイム短縮、工数低減 ジェイテクトのグループ会社、光洋メタルテック(三重県伊賀市)は、従来の縦型熱間プレス工法で実現できない複雑な形状を全自動の鍛造プレスローリング工法でAT車用多段変速機に使用される遊星ギヤリング…
AIで切削条件を決定支援 C&Gシステムズは4月、AI技術でマシニングセンタの切削条件の決定を支援する機能を持つ、CAD/CAM「CAM-TOOL」の新版「V20・1」の販売を開始する。熟練ノウハウが必要な工具や…
ミスミグループ本社(東京都文京区、03-5805-7050)はこのほど、金型冷却用継手の10個入りパックを発売した。通常標準単価に比べ、1本当たり最大25~30%のコストダウンが可能。1本当たりの単価は120円(税別)か…