金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…
2021年の金型生産額 20年比3.9%減の3443億7900万円
鍛造やダイカストは回復
経済産業省が発表した機械統計によると、2021年の金型生産額は3.9%減の3443億7900万円だった。4年連続で前年を下回った。
8型種のうち鍛造型やダイカスト型などの3型種で回復したが、プレス型やプラスチック型など5型種が減少した。
鍛造型は19.0%増の207億8300万円、ダイカスト型は2.2%増の397億5500万円、ゴム型は1.7%増の77億7300万円となった。
一方、プレス型は9.1%減の1392億8300万円、プラスチック型は3.6%減の1227億1200万円、鋳造型は0.8%減の58億8200万円、ガラス型は1.8%減の25億1200万円、粉末冶金型は0.1%減の56億7400万円となった。
月別では、7月以降は11月を除く全ての月で前年同月を上回っており、緩やかながら回復が続いている。
金型新聞 2022年3月10日
関連記事
円安が後押し 海外との住み分け明確に 金型業界は回復を続けている。2015年の1―9月累計の金型生産額は前年同期比で9・3%増の2865億円となった。まだリーマンショック前のピークに比べ8割弱の水準だが、金型メーカーが…
前年同月比0.5%減の316億4,600万円 プレス型は6・2%減、プラ型は4・9%減 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2015年7月の金型生産実績をまとめた。それによると…
前年同月比 5.8%増の305億6,600万円 プレス型は2.6%増、プラ型は17.5%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年7月の金型生産実績をまとめた。それによ…
課題はさらなる顧客開拓 金型新聞はこのほど、国内の金型メーカー112社に「足元の業況と未来を拓く次の一手」についてアンケート調査を実施した。その結果、60%を超す会社が、自動車業界の好調などを背景に、好調だったリーマン…