金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

SEPTEMBER

25

新聞購読のお申込み

田口型範社長・田口 脩一郎さん 70年以上続く鋳造用金型メーカーを継いだ

埼玉県川口市で70年以上続く老舗鋳造用金型メーカーに生まれた。幼い頃から創業者の祖父に「3代目はお前だ」と言われて育ってきた。

高校に上がる頃には自然と会社を継ぐことを意識した。大学は理工学部に入り、機械工学を学んだ。後継者として歩みを進める中、「もっと視野を広げたい」と米モンタナ州の大学に1年半ほど留学。会計学など経営に必要な知識を身に付けた。

帰国後、大学院を卒業し入社。設計や機械加工、仕上げなどあらゆる工程に携わり、金型づくりの基礎を叩き込まれた。2018年に専務に就いてからは主に営業として新規開拓に尽力した。

その一つが半導体製造装置の部品加工。「とにかく早く立ち上げなければならず、治具や加工条件の作り込みなどに苦労した」。その甲斐あって、現在では全体の売上の10%を占めるまでに拡大している。

昨年12月、社長に就任した。EV化によってエンジン需要の減少が危惧され、シリンダブロックなどの鋳造用金型を手掛ける田口型範も先行きへの不安は少なくない。しかし、未来を悲観しているわけではない。

「部品加工で感じるのは金型の技術力は高いということ。自分たちにどんなビジネスができるのか、今から楽しみ。常に新しい挑戦を続けていきたい」。会社のさらなる成長に向けて意気込む。

金型新聞 2022年3月10日

関連記事

【金型応援隊】ジーシステム 改善重ね導き出した生産システム

多台持ちで生産効率化 ジーシステムはプレス金型用プレートなどの研磨加工を手掛ける。車の電動化や5Gの広がりを背景に電子部品向けの需要が拡大している。於保信一郎社長は、「さらに効率化して生産性を高め、需要に応えていきたい」…

【ひと】ヤマシタワークス・福田 真弓さん 薬剤の金型を加工するママさんNC担当者

二人の子供を持つママさんNC加工担当者。入社のきっかけは、よくあるパート募集。応募したのは勤務時間が10時から15時までと働きたい時間に合致していたから。ただ、通常のパートと違ったのが、募集の職種が「NC加工」だったこと…

瑞穂工業 新社長 大澤史和氏に聞く

超硬工具や各種超硬素材の製造販売を手掛ける瑞穂工業(大阪市西淀川区、06・6471・4721)は4月、大澤史和氏が代表取締役社長に就任し、新たな船出を迎えた。同社は1944年創業以来、超硬工具や金型の製造に携わり、独自の…

【この人に聞く】テクノア社長・山﨑耕治氏「システムにおける中小企業の専門医として導入検討時の不安を取り除く」

 一品一様の世界である金型産業は生産や技術面で人に頼ることが多く、デジタル化が喫緊の課題。そこで生産管理システムで生産性向上や経営のサポートに取り組んでいるのがテクノア(岐阜県岐阜市)だ。金型など中小企業向けで多品種少量…

昭和精工 木田康隆社長 「社員の幸福を追求し、収益力の向上を目指す」

精密プレス金型メーカーの昭和精工(横浜市金沢区、045・785・1111)の社長に昨年11月29日付で就任。いとこである木田成人前社長から経営を引き継いだ。 入社から15年ほどはほぼ一貫して金型設計を担当していたが、20…

トピックス

AD

「安かろう悪かろう」を覆す「Autodesk® Fusion®」の実力 応用技術(株)がウ...

応用技術株式会社(大阪市北区、06・6373・0440)は7月8日、ウェビナーイベント「Fusion DAY」を開催した。 応用技術はオートデスク代理店の最上位資格である「... 続きを読む

関連サイト