逆境乗り越え、攻め 需要の国内回帰広がる 厳しい経営環境が続いてきた日本の金型業界。 しかし、 ここに来て円安によるユーザーの国内回帰や、一部で需給バランスが改善するなど、好転の兆しも見え始めた。 過酷な時期を乗り越え…
8月金型生産実績 前年同月比1.4%増の262億2400万円
プレス用金型は5.9%減、プラ用金型は18.7%増
2022年8月の金型生産は、前年同月比1.4%増の262億2,400万円となった。前月比では13.8%減。数量は前年同月比12.9%増、前月比でも11.2%増の3万8,369組、重量は前年同月比6.7%増で、前月比では9.6%減の1万496トンとなった。夏休みの関係も有り前月比では減少となったが、前年同月比では増加している。
プレス用金型の金額は96億5,100万円で前年同月比5.9%減で、前月比では21.6%の大幅減となった。数量も前年同月比で8.0%の減少、前月比でも14.7%の減少。重量ベースでは前年同月比6.2%増、前月比では7.8%の減少となった。
プラスチック用金型は、金額が109億7,200万円で前年同月比18.7%増と3か月連続で2桁増。前月比では10.1%の減となった。数量は前年同月比5.1%増(前月比では8.9%の減少)、重量は同26.2%増(前月比では13.6%の大幅減)となった。
ダイカスト用金型は前年同月比11.3%減の27億5,200万円、鍛造用金型も同14.9%減の13億7,000万円。ゴム用金型も同10.8%減の5億6,700万円、粉末冶金用金型も同19.2%減の3億3,700万円、鋳造用金型は同14.6%減の3億5,800万円で前年同月から大きく減少した。ガラス用金型は同19.3%増の2億1,600万円と前年を上回った。金額ベースではプラスチック用金型がけん引した格好だ。
金型新聞 2022年11月10日
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