金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…
2024年8月金型生産実績 前年同月比 5.6%減の230億円
プレス用金型は32.9%減、プラ用金型は37.2%増
2024年8月の金型生産は、前年同月比5.6%減の230億4,479万円となった。前月比では6.0%減だった。数量は前年同月比1.2%の微減、前月比では20.0%の大幅減となり3万643組。重量は前年同月比1.4%減、前月比8.3%減の9,295トンで、1万トンを下回った。
プレス用金型の金額は71億8,098万円で前年同月比32.9%の大幅減となった。前月比でも19.3%の減となった。数量は前年同月比で19.1%の大幅減、前月比では10.6%の減少。重量は前年同月比13.1%の大幅減、前月比でも17.6%の大幅な減少となった。
一方、プラスチック用金型は、金額が101億3,713万円と5カ月ぶりに100億円を突破し、前年同月比37.2%の大幅な増加、前月比でも21.4%の大幅増となった。数量は前年同月比10.8%の増加(前月比では3.9%の増)、重量は同43.1%の大幅増(前月比でも35.8%の大幅増)となった。
ダイカスト用金型は前年同月比11.8%減の27億7,919万円。前月比では23.9%の大幅減。鍛造用金型も前年同月比11.9%減の14億1,636万円、ゴム用金型も同5.3%の減少で6億2,621万円、鋳造用金型は同4.2%の減となり3億3,907万円、ガラス用金型も同3.2%減の2億1,023万円だった。粉末冶金用金型は同5.6%増の3億5,562万円と増加した。



金型新聞 2024年11月10日
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