材料費や電気代の高騰が続き値上げが不可避の中、金型メーカーのユーザーへの価格転嫁は進んでいるのか。本紙はその実態を調べるため、金型メーカーにアンケートを実施した。結果から、値上げが受け入れられるようになりつつあるものの道…
2024年7月金型生産実績 前年同月比 2.4%減の245億円
プレス用金型は4.3%増、プラ用金型は4.5%減
2024年7月の金型生産は、前年同月比2.4%増の245億421万円となった。前月比では1.6%減だった。数量は前年同月比18.2%の大幅増、前月比でも16.3%増の3万8,287組。重量は前年同月比8.5%増の1万133トンで、前月比では2.0%の増。3カ月ぶりに1万トンを上回った。
プレス用金型の金額は88億9,628万円で前年同月比4.3%の増となった。前月比では3.7%の減となった。数量は前年同月比で3.3%の増、前月比では3.3%の減少。重量は前年同月比15.6%の大幅増、前月比では3.4%の減となった。
プラスチック用金型は、金額が83億4,885万円で前年同月比4.5%の減、前月比でも11.9%の減少となった。数量は前年同月比0.7%の減(前月比では2.9%の増)、重量は同7.1%の減少(前月比では1.3%の増)となった。
ダイカスト用金型は前年同月比11.9%増の36億5,169万円と大幅増。前月比では35.8%も伸長した。鍛造用金型も前年同月比5.5%増の18億1,435万円、ゴム用金型も同17.3%の大幅増で7億6,464万円、鋳造用金型は同4.0%の増となり4億3,656万円、粉末冶金用金型も同3.8%増の3億7,999万円と増加した。一方、ガラス用金型は同10.9%減の2億1,184万円だった。
相変わらず月によって増減が入れ替わり、総じて回復の足取りが遅い。依然として先行きが見通せない状況が続いている。



金型新聞 2024年10月10日
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