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小林工業 帯なし窒化ケイ素ボール成形金型を開発
真球を成形、後工程の工数削減
粉末冶金金型メーカーの小林工業(秋田県由利本荘市、0184・22・5320)はこのほど、「帯なし窒化ケイ素ボール成形金型」を開発した。従来の粉末冶金金型を使用し、球体を成形する場合は上下パンチの合わせ部分に不要な帯の形状ができてしまう。しかし、同社が開発した金型を使用することで、プレス時に完全な球体を成形可能。不要な帯部分を旋盤加工などで取り除く必要がなくなるため、加工時間の削減に貢献する。

セラミック軸受で活用
開発した粉末冶金金型は、プレス時に帯部の圧力が逃げやすいような形状とし、合わせ目の密度を落とすことで、帯部分がない完全な球体を作ることができるようになった。「金型を活用して製造できる窒化ケイ素の球体は、セラミックボールベアリングの部品で活用することが可能だ」(営業推進担当 宇津野雅之課長)。
開発の背景について、宇津野課長は「ベアリングに使われる球体を成形する際、不要な帯部分を小さくしたいと考える顧客が増えていた。また、セラミックボールベアリングは自動車のEV化などでニーズが高まっており、需要があると判断し、開発に至った」と話した。
今後について宇津野課長は「帯が付いていて、密度差が大きい製品であれば、この金型を活用できると考えている。今後様々な案件でお客様と協議を重ね、用途を広げていきたい」と展望を語った。
金型新聞 2024年12月10日
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