金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

02

新聞購読のお申込み

キャステック 部品の破損原因を無償で解析 【金型応援隊】

ダイカスト金型部品メーカーのキャステックは折れたピンなどの破損原因を無償で解析するサービスを強化している。解析にとどまらず、改善策まで提案するのが特長だ。

サービスの開始は2006年。マイクロスコープや硬さ計など多様な検査装置を導入し、累計で2000件以上の実績を持つ。中でも好評なのが解析後のレポートだ。

多彩な検査装置で、破損を分析

例えば曲がったピンに対して、どう負荷が掛かっていたのか、熱の影響の有無など分析。知見に基づき、改善策を提案する。江田和男課長は「レポートをきっかけに社内の改善提案につなげて頂く顧客も多い」と話す。

最近では3Dプリンタによる入れ子部品も手掛けており、飯島雷一朗社長は「単なる部品にとどまらず、顧客の課題を解決するサービスを提供していきたい」としている。

会社概要

  • 本社:埼玉県加須市豊野台2—717—6
  • 電話:0480・72・2035
  • 代表取締役:飯島雷一朗氏
  • 事業内容:ダイカスト金型部品の製造販売
  • 従業員:180人
  • 創業:1937年

金型新聞 2025年2月10日

関連記事

【金型の底力】富窪精機 高精度、高難度の部品加工に挑戦

高精度と5軸で高度な金型培った技術生かし量産部品へ  ゴム金型を主力に、月産30~40型を生産する富窪精機。試作用金型から量産用金型までトータルでサポートする。主要顧客は自動車の防振ゴムや吸気マニホールド、燃料ホースなど…

【金型の底力】ペッカー精工 新素材、自社製品の開発に力

デザインから量産まで新素材、自社製品の開発に力  デザインから試作、金型、量産まで、ものづくりの一連工程を一貫して請け負うことができるペッカー精工。金型にこだわらず事業領域を広げてきたことによって、他社にはない“総合力”…

デジタル活用で生産量を2~3倍に向上 鈴木工業【特集:利益を生むDX】

DXの本質は利益を生み出すことにある。以降では、DXによって「売上げを上げて利益を生み出す」方法と「コストを下げて利益を生み出す」企業のそれぞれの取り組みを取材した。 CAEの活用、データ作成の効率化 自動車用プレス金型…

日本コーティングセンター IHI Ionbond社と提携 金型向け被膜を相互提供

日本コーティングセンター(神奈川県座間市、046-266-5800)はこのほど、表面処理メーカーのIHI Ionbond社(スイス)と自動車用プレス金型向けPVDコーティングで業務提供契約を締結した。国内外で両社のコーテ…

ササヤマ 機械加工棟を稼働し、効率化とDXを推進

自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマ(鳥取県鳥取市、0858・85・3380)は、本社工場に増築した機械加工棟を稼働した。3次元レーザー加工機など新たに設備を導入したほか古海工場を集約。生産体制を改善し、金型の製…

トピックス

関連サイト