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MOLDINO ギガキャスト、燃料電池の金型向け切削工具を販売開始
大型化、難削化、微細化に対応
切削工具メーカーのMOLDINO(東京都墨田区、03・6890・5101)は2月17日、ギガキャストや燃料電池の金型加工に適した新製品を販売すると発表した。今年1~2月にかけて3製品を販売開始。今春にも1製品の発売を予定している。自動車の電動化、軽量化で変化する金型加工ニーズに対応する。
「金型加工は今後、大型化、難削化、複雑化、微細化が進むと考える。こうしたニーズに対応する製品を市場に投入していく」。同日、同社成田工場(千葉県成田市)で開いた記者発表会に登壇した金子善昭社長が明らかにした。中でもギガキャストと燃料電池を重点分野に挙げ、両分野に関連する金型の加工提案に注力する方針を示した。

ギガキャスト関連では1月に発売したアルファ高送りラジアスミル「TR2F」と、2月に発売したアルファモジュラーミル専用超硬シャンクの「フリーネックタイプ」を発表した他、今春発売予定のエンドミル「EPVF‐ATH」も披露。ギガキャスト用金型の荒加工から仕上げ加工まで包括的に提案できる製品ラインアップを揃えた。
「TR2F」は深部への加工でもびびりにくく、加工難度の高い高機能材の加工でも工具寿命の向上、安定加工を実現する。超硬シャンク「フリーネックタイプ」は2種類を揃える。「ストレートタイプ」は工具径よりシャンク径が小さく、立壁との干渉が少ないのが特長。「テーパータイプ」は独自形状により、これまで難しかった深い領域まで加工できる。

また、「EPVF‐ATH」は縦方向に加工する「突き加工」に対応した仕上げ加工用工具。荒加工時の加工段差を除去し、手磨きでは難しい細部や深部も良好な加工面に仕上げることができる。工具径はφ2・5、3、4を揃える。

燃料電池関連では、2月に発売した高硬度鋼加工用ボールエンドミル「IX‐EPDB‐TH」を発表。新開発した超々微粒超硬素材を採用し、従来の超硬素材を上回る耐摩耗性と耐欠損性を両立する。60HRC級の高硬度鋼加工でも工具寿命を向上させ、cBN(立方晶窒化ホウ素)工具からの置き換えなどを提案していく考え。
燃料電池の主要部品である金属セパレータは水素や酸素を流すための微細な流路溝が形成され、その金型には微細精密加工が求められる。同社は今後、微細な溝加工や形状加工が可能な工具のラインアップを揃えていく。
金型新聞 2025年3月10日
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