同社は1920年の創業で、接点などの電子機器向けのプレス部品を強みに業容を拡大してきた。近年は、車載部品での採用も進んでおり、その精密な金型とプレス技術は世界中で認められている。 例えばスマートウォッチに搭載された気圧セ…
齋藤俊明さん 金型若手経営者が集う「天青会」会長【ひと】

今年5月、日本金型工業会東部支部の若手経営者が集う『天青会』の第52代会長に就いた。会員が減少傾向にある中、「もう一度“にぎわい”を取り戻したい」。卒業したOBにもイベントへの参加を呼びかけ、交流の輪を広げる考えだ。
埼玉県白岡市でゴム用金型を製造する斉藤金型の社長。2016年に創業者の父親から経営を引き継いだ。日本金型工業会に入会したのはその1年ほど前。同業との交流を増やしたかった。入会後すぐに『天青会』にも入った。
「つまらなければ、1年で退会しようと決めていた」。ただ、いざ参加してみると、個人では見学できない企業の工場に行けたり、めったに会うことができないような人たちと知り合うことができたり、「貴重な経験ができて、面白かった」。
同年代、同業の経営者と交流できるのも魅力の一つだった。それまでは地元の商工会に参加し、役員も務めたが、「事業につながるわけではなかった」。『天青会』では景況感から業界動向、外注先の情報まで、同業ならではの情報交換ができ、「参加するたびに何かしらの学びがあった」。
『天青会』の会員数は近年、減少傾向にある。昨年度は新規入会が2人に対し、5人が卒業・退会した。業界全体の事業所数が減少する中、まずはOBへの参画を呼び掛け、多くの人を集める。「人が集えば、活気も生まれる。皆に参加してもらえるような会にしたい」。
金型しんぶん2025年7月10日号
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