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サンユー技研工業 ブロー金型メーカーを買収
内製能力向上でコスト削減
ダイカスト金型メーカーのサンユー技研工業(三重県津市、059・254・2200)は6月末、ブロー成形金型を手掛けるオーム技研工業(千葉県白井市、047・4914858)を買収した。買収額は非公開。金型や部品の内製能力を高め、コストダウンにつなげる。M&Aは3社目で、今後も事業の多角化を目的に積極的にM&Aを進める。
オーム技研はブロー成形用の金型を製造し、自動車部品メーカーなどを顧客に持つ。従業員は15人で、売上高は約2億円。マシニングセンタや横中ぐり盤など約15台の工作機械を所有する。自動車の電動化で燃料タンクなどの金型の仕事の減少を懸念しており、協業先を探していたという。
サンユー技研は型締め力3500tまでの大型ダイカスト金型を手掛ける。売上高は約20億円。外注先の確保に困っており、内製能力の向上によるコストダウンを模索していた。協業先を探すオーム技研と、内製能力を高めたいサンユー技研の狙いが合致した。
梅本大輔社長は「オーム技研が持つ機械の大半が償却済み。自社で複数の大型の加工機を投資するよりもコストを抑えることができる」という。
また、関東の製造拠点としても活用し、関東以北の顧客サービスの向上につなげる。
サンユー技研は23年に鋼材販売や部品加工を手掛ける坂忠鋼材商会(大阪府東大阪市)を買収。部品製作や防衛関連の事業を拡大させてきた。昨年11月には東京ベル製作所(東京都荒川区)を買収し、自転車のベルや熊よけの鈴などコンシューマー向けのビジネスにも参入している。今回の買収により、グループ全体の売上高は26億円になる。
梅本社長は「国内だけでは、ダイカスト金型の売上を伸ばすには限界がある。今後も製造業を中心に案件があれば積極的にM&Aを検討していきたい」とし、まずは30年に売上高35億円を目指す。
金型しんぶん2025年8月10日号
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