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北日本金型工業 本社内に成形工場建設

医療精密機器など増産

プラスチック金型から成形、組立までの一貫生産体制を強みとする北日本金型工業(福島県会津若松市、0242・75・4731)は、本社内にクリーンルーム仕様の成形工場を新設する。新工場はゴミや異物など、人の介在を極力なくした環境で生産し、段取りや回収以外は無人化が可能。注射針やサージカル部品、カテーテル部品などの医療精密機器をはじめ、光学部品や半導体部品などの多様な成形品を製造する。新工場の建設により、新規受注の増加や生産性向上を実現し、約20%の売上向上を見込む。

新工場は、平屋建て面積約600平方メートル。土地購入、解体、工場建築、機械設備を含め投資額は総額5億円。今年の7月から着工し、12月に新工場が完成する予定だ。

手前の建屋が新しく建設する成形工場(完成予想図)

工場新設の背景の一つが、医療精密機器の需要拡大。「既存の工場はクリーンルーム仕様でないため、環境の制約上、仕事を受注できないケースがあった。新工場建設により、このような機会損失を削減できる」(小椋庄太社長)。また、既存の工場が手狭になってきており、以前から工場の拡張を考えていたという。「旧工場の一部の量産設備を新工場に移設することで、空きスペースを確保できる。これにより、自動化・省人化を進めていく予定だ」(小椋社長)。

今後について小椋社長は「クリーンルーム仕様の工場により、営業の提案の幅が広がる。受注を増やし、売上を約11億円まで伸ばすのが目標だ。受注を増やすことに加え、検査や測定などの自動化を進め、生産性も向上させていく」と話した。

金型しんぶん2026年6月10日号

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