「圧倒的なスピードが武器」—。そう話すのは自動車用の大型プレス金型を手掛ける鈴木工業のDX室長、鈴木修一執行役員。同業他社よりも2~3倍以上は生産性が高いという。そのスピードを支えるのが、多くの工程で極力人を介さないデジ…
三友精機 金型補修事業に注力【特集:金型メンテ需要拡大 広がる連携・新規参入】
他社・海外製にも対応
1986年の創業以来、蓄積した技術と研究開発を軸に自動車や家電向けの金型製造及びメンテナンス(国内外問わず)を手掛ける三友精機は、他社製や古くて使用困難な金型(プラスチックやダイカストなど)の不具合箇所の点検・整備を行い生産できる状態で納品し、その後の修理・点検・定期メンテナンスのトータルサービスを提案。修理・改造に対応できる設備を整え、『お客様に心より喜んで頂ける事』を第一に、中部圏ほか、関西、関東、九州の修理依頼にも対応。
「金型修理・メンテナンスで培った技術を持つ職人が多く、故障個所を診断できる見識も深い」。企業ごとに異なるノウハウが詰まった金型を診断するのは困難だが、「ユーザーが指摘した部分以外にも問題がないか確認し、適切な修理を提案する」。熟練の技術者と最新技術を融合させ、納期遵守と品質安定化を図る。

そのため、設備投資や職場改善にも積極的だ。金型サイズは25tから850tクラス(型締力)まで対応し、大型金型は固定側と可動側を分解し搬入・搬出に対応。設計データや図面がない場合も、三次元測定機によるリバースエンジニアリングで正確にデータ化し復元や改造も可能だ。直近はドライアイス洗浄機でのサビ取りやレーザー溶接での微細な肉盛りなどを組み合わせ、短納期対応にも注力。
また、金型の修理は特急対応や休日対応も多い。そこで個人の予定をホワイトボードに15分単位で把握できるように見える化。定時で業務を完了できるように予定を組むほか、全員の予定を見える化したことで互いにサポートし合い、休日・夜間・週末の緊急対応や遠方への対応など顧客の生産スケジュールに応じた柔軟な体制を構築。

社内ではPDCAにモチベーションの「M」と感謝の「T」を加えた独自の『PMDCAT』活動で全社員をチームと捉え、朝礼で感謝を伝える場を設けるほか、インスタでの情報発信など魅力的な職場作りを進める。
「価格や納期面から新規型より金型メンテナンスや設変のニーズが強い傾向」。直近、大型金型の補修ニーズが高まり、現場の多能工化やデジタルによるリアルタイムでの情報共有化を進めている。
会社概要
- 本社:岐阜県中津川市駒場西山1666‐552
- 電話:0573・65・0535
- 代表者:篠原悟司社長
- 創業:1986年
- 従業員:15人
- 事業内容:プラスチック、ダイカスト、プレス部品など各種金型のメンテナンス及び製造
金型しんぶん2026年7月10日号
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