コンプレッサー周辺機器メーカーのフクハラ(横浜市瀬谷区、福原廣社長、045-363-7373)は、圧縮空気中に混入するオイルミストの濃度を検査する「オイルミスト検知器」の販売を開始した。低価格で簡単に取り付けでき、短時間…
IPF 国際プラスチックフェア
樹脂とゴム成形の新技術
IoT、ロボ、複合材料
千葉市幕張メッセ 10月24〜28日開催
「IPFJapan(国際プラスチックフェア)2017」が10月24〜28日まで千葉市美浜区の幕張メッセで開かれる。今回は樹脂やゴムの新たな成形技術に加え、IoT(モノのインターネット)を活用した技術、ロボットによる自動化、複合材料の成形をターゲットとした展示が目立つ。
同フェアは3年に一度、開かれる、樹脂・ゴム成形に関する専門展示会の集合体(下記9つ参照)。今回は780社・団体、2347小間(9月25日現在)で行われ、4万5000人が来場する。
主力テーマの一つがIoTだ。成形機メーカーらが具体的な展示を行うほか、25日にはメーカー13社による「IoT合同セミナー」も開かれる。
ロボットによる自動化や省力化も注目だ。成形後の後工程、検査、組み立てなどでもロボットの活用が広がっており、新たな自動化提案が見られる。
三つ目のテーマが、カーボンやセルロースナノファイバーなどを使ったコンポジット(複合材料)の成形の提案だ。素材メーカーだけでなく、大学の協力のもと、最新材料や成形装置、加工の情報をまとめた展示を行う。
9つの専門展
「高機能プラスチック原料・添加剤・フィラー展」
「プラスチック成形機・成形関連システム展」
「プラスチック&ゴム金型設計製造システム展」
「ゴム原料・成形システム展」
「コンポジット材料・成形システム展」
「発泡プラスチック展」
「リサイクル装置・システム展」
「プラスチック&ゴム試作・加工・製造受託展」
「プラスチック&ゴム工業部品調達展」
金型新聞 平成29年(2017年)10月16日号
関連記事
課題多き働き方改革 働き方改革関連法案の施行から4年。金型業界でも労働時間短縮や生産性の向上など、働き方改革は進んでいるのか。現状を調べるため、本紙ではアンケートを実施した。調査からは、改革には前向きに取り組んでいるもの…
モータコア金型生産2・5倍 黒田精工(川崎市幸区、044・555・3800)は、モータコアの生産体制増強のため、長野工場(長野県池田町)で第8工場と倉庫棟を新設した。工場及び倉庫面積は約2100㎡。約16億5000万円を…
PART1:デジタル活用 精密金型の生産性を向上 トヨタ自動車が型造りで注力する取り組みの一つがデジタル活用だ。精密部品向けの金型を手掛けるモノづくりエンジニアリング部では、デジタルデータを活用することによって、金型だけ…
2025年までに2.5倍に 黒田精工は昨年12月、モータコア金型などを手掛ける長野工場(長野県池田町)を拡張した。新たに設立した工場棟には300t大型高速プレス機や磁石の樹脂固着システムなどを導入。電気自動車(EV)市場…