焼入れ鋼用ドリルなどを製造するイワタツール(名古屋市守山区、052・739・1080)は創業90周年を迎え、2月19日に本社工場見学会ならびにキャッスルプラザ(名古屋市中村区)で記念祝賀会やパネルディスカッションを開き、…
INTERMOLD(インターモールド)2014「進化する加工技術」
第25回金型加工技術展「インターモールド2014」が4月16日から4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される。今回は5軸機や難削工具など金型向けの機械や工具のほか、航空機部品やプレス部品、3D造形の加工技術も紹介される。金型加工にとどまらず、異分野のものづくりの最新技術も体感できる場となりそうだ。
新技術を展示、セミナーも
インターモールドは大阪と東京で1年おきに開かれる国内最大規模の金型加工技術の総合展示会。日本金型工業会などの主催で、今年は工作機械や切削工具、工作機器、ソフトウェアなど350社・団体が出展する。
大きな見どころは機械や工具、ソフト、計測機器など金型の加工や製作に関連する製品や技術だ。
工作機械では、新たな5軸機や複合加工機、鏡面加工ができる研削盤、加工の速度や精度を高めた放電加工機などが登場。切削工具では、焼き入れ鋼や超硬合金を加工できるエンドミルや、耐久性や加工効率を高めた工具が出品する。
計測機器では精度をより向上させた3次元測定機、ソフトは5軸対応のCAD/CAMや流動解析ソフトなどが出品。これらの機械や工具には、新機種・改良機種も登場する予定だ。
そして、もう一つの見どころは「3Dプリンティング」、「自動車部品」、「航空機部品」など金型とは異分野の加工技術。
3Dプリンティングでは、造形機や3DCAD、計測器、解析ソフトが出品するほか、造形品の加工企業も出展し、試作からデザイン、解析までを紹介。自動車部品や航空機加工でも、それぞれ加工機や材料に加え、加工企業が自社の技術を紹介する。会期中には、それぞれのテーマで講演会やセミナーも開かれる。
さらに併催される金型展や金属プレス加工技術展では、金型メーカーやプレス部品メーカーが自社で手掛ける技術や製品を披露するほか、プレス機メーカーのブースでは金型とプレス加工のトータル技術を出展する。
インターモールドは金型に特化したイメージが強かった。だが今回は「来場者に金型だけでなく異分野、異市場の技術にも触れて貰えるような展示会にしたい」(インターモールド振興会)。
<開催概要>
会期:4月16日~19日
会場:インテックス大阪
会場時間:10:00~17:00※最終日19日は16:00まで
主催:日本金型工業会、テレビ大阪
出展規模:350社・団体(813.5小間)
出品製品:工作機械、鍛圧機械、切削工具、工作機器、精密測定機、光学測定機、ダイヤモンド工具、砥石、CAD/CAM/CAE、金型部品、その他金型加工に関連する装置・機器・資材・情報など
入場料:1,000円※招待券持参者および事前来場登録者は無料
公式サイト:http://intermold.jp
金型新聞 平成26年(2014年)3月10日号
関連記事
「少ない投資で町工場でも気軽に使える。それを追求したのが、生産管理システム『M:net』です」と語るのは、金型部品の加工やソフト開発などを手掛ける日本ツクリダスの角野嘉一社長。 初期費用は100万円、運用は年額30万…
成形効率や品質向上を提案 非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)が金型向け銅合金の拡販に注力している。昨年からマテリオン社(米)の銅合金「モールドマックスHH」を国内で唯一在庫…
スプリングバック、材料特性のばらつきに対応 ハイテン材加工に不可欠とされるCAE解析。すでに多くの金型メーカーが活用し、生産性や品質の向上につなげている。近年は自動車部材のハイテン化が進み、これまで以上に強度の高い超ハイ…
機械座標、カメラ、タッチセンサで OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は、マシニングセンタ(MC)の機械座標とTOFカメラ、タッチセンサを用い、金型などワークの心出し(基準点の測定)を自動化できるシステム「3…


2013-300x272.jpg)
