金型加工技術の専門展示会「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会)が4月20~23日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催された。金型づくりの課題を解決する技術を探したり知見を広げたりしようと、4日間で金型…
インターモールド2024総集編 -第16回学生金型グランプリ-
プラで大分県立工科短期大、プレスで岩手大が金賞
![](https://kanagata-shimbun.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/dd31b9ba11b924b96e6b8159c8769de9-1024x768.jpg)
金型づくりを学ぶ学生が出題テーマの金型を設計・製作し、製品を成形するまでの取り組みを発表する「第16回学生金型グランプリ」の成果発表が4月18日、インターモールド2024の特設会場で開かれた。
プラスチック用金型部門に2校、プレス用金型部門に3校がエントリー。プラスチック用金型部門で大分県立工科短期大学校が、プレス用金型部門では岩手大学が金賞を受賞した。
出題テーマはプラが「飾り小物」、プレスが「ヨーク」
![](https://kanagata-shimbun.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/c181dc04c8a8654b5ef334ffe4a0bc6e-1024x768.jpg)
![](https://kanagata-shimbun.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/7dae5d98a42a026cdb96d8742bda99f0-1024x768.jpg)
出題テーマはプラスチック用金型部門が「ペンギンの形をした飾り小物」、プレス用が「ヨーク」。参加校は金型をコンパクトにする工夫など独自のアイデアを発表。大分県立工科短期大学校は子供向けイベントなどへの用途拡大を考え、飾り小物をプラモデル状にした。多色成形にも挑戦し、無塗装で完成度の高い製品を作り上げた。岩手大学はシミュレーションを用いた展開形状・つぶし工程や、外形抜き工程ではパンチとダイの隙間のクリアランスを小さくするなど多種多様な工夫を加えた。各部門で大分県立工科短期大学校、岩手大学の発表が評価され、金賞の受賞につながった。
![](https://kanagata-shimbun.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/08b879330fbb5ebd5777591f7e22afff-1024x768.jpg)
![](https://kanagata-shimbun.com/wp/wp-content/uploads/2024/05/9ec6ac1c8df3e2b23d03ff2dc4c2cb2e-1024x768.jpg)
参加校と受賞
プラスチック用金型部門
・大分県立工科短期大学校(金賞、GOOD製品寸法精度賞、GOOD型構造賞)
・大阪電気通信大学(銀賞、GOOD成形品賞)
プレス用金型部門
・岩手大学(金賞、GOOD型構造賞)
・大阪工業大学(銀賞、GOOD成形品賞)
・岐阜大学(銀賞、GOOD製品寸法精度賞)
金型新聞WEB限定
関連記事
次代の鍛圧塑性加工技術 プレス機械や板金機械などが一堂に会する鍛圧塑性加工技術の専門見本市「MF‐TOKYO2021 プレス・板金・フォーミング展 Online」が11月29日㈪10時から12月3日㈮18時まで、オンライ…
金型展 モータコアやコネクタ、車載向け金型 異種材成形や超精密の最新金型技術も 多数の金型メーカーが出展する「金型展」。今年は55社が自社の金型技術やワークサンプルを披露する。自動車の電動化で成長が期待できるモータコア用…
日本鍛圧機械工業会が来年7月開催 日本鍛圧機械工業会(北野司会長、アイダエンジニアリング常務)は、7月1日から「MF-TOKYO2023第7 回プレス・板金・フォーミング展」の出展募集を開始した。日刊工業新聞社と共催。2…
Aブランド高硬度鋼用超硬ボールエンドミルシリーズ 現場の課題 金型加工で特に増えている高硬度材の加工を高効率化したい。 提案・効果 Aブランド新製品の高硬度鋼用超硬ボールエンドミル高能率型4刃「AE-BM-H」と高精…