JIMTOF2022で注目を集めたテーマの一つが、カーボンニュートラルや環境対応だ。工作機械メーカーを始め、多くの出展企業がCO2排出量の削減や環境負荷低減につながる製品や技術を紹介した。世界的にカーボンニュートラルが求…
車の電動化、軽量化ニーズに対応する金型・プレス技術 インターモールド2022
金型展
モータコアやコネクタ、車載向け金型
異種材成形や超精密の最新金型技術も
多数の金型メーカーが出展する「金型展」。今年は55社が自社の金型技術やワークサンプルを披露する。自動車の電動化で成長が期待できるモータコア用の金型や、コネクタや電装部品など車載向けの金型が多く展示される予定だ。異種材成形や型内で組立できるダイスライドインジェクション(DSI)、サブナノクラスの金型などのほか、IoT技術を活用した成形条件の「見える化」などの技術も発表される。何より、金型メーカーの技術者と直接会話できるのも、金型展の大きな魅力だ。
金属プレス加工技術展
複雑な曲げや絞り、板鍛造技術
ハイテン向けプレス技術も
「金属プレス加工技術展」では自動車、電機、住宅設備、医療など様々な分野のプレスメーカーや団体ら約30社が独自の技術を披露する。板鍛造による増肉や減肉技術、深絞りなど高度なプレス技術が紹介される。また、自動車の軽量化ニーズで増える超高張力鋼板(ハイテン材)など難削材向けプレス技術や、複雑な曲げ部品など工程削減につながる提案を見ることができる。金型展同様に、技術者と会話できるので、課題を持って回りたい。
特別講演・セミナー
最新トレンドの情報を収集
DXやAM、CASE、バイオプラ
特別講演や出展メーカーによるテクニカルセミナーもインターモールドの魅力の一つ。今回の特別講演ではDXやアディティブマニュファクチャリング(AM)、CASE、植物由来の樹脂など次世代プラスチックをテーマとした講演が多数行われる。また、製造業の現場で働く女性によるパネルディスカッションも行われる。テクニカルセミナーでは、高硬度鋼の直彫り加工、金型設計や製造プロセスの効率化、機内測定、加工精度向上や生産性向上をテーマとしたセミナーが開かれる。
金型新聞 2022年4月5日
関連記事
金型加工技術の専門展「インターモールド名古屋」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が6月21日から三日間、「ポートメッセなごや」で開かれる。マシニングセンタや研削盤、ソフトをはじめ、測定、金型材、部品な…
工作機械見本市であるメカトロテックジャパン2023(主催:ニュースダイジェスト社、共催:愛知県機械工具商業協同組合)が2023年10月18~21日の4日間、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催される。次回展より1号館…
若手経営者が金型業界の今後を占う 日本金型工業会は1月9日にオンラインウェビナー「新春金型座談会」を開催した。横田悦二郎氏(日本金型工業会学術顧問)による講演後、大場総一郎氏(狭山金型製作所)、武原謙二氏(ナガラ)、中村…
油圧チャック式ホルダ「ハイドロチャック」 現場の課題 エンドミル、バニシングドリル・リーマ等の性能をフルに活かす高精度ミーリングチャックホルダが欲しい。 提案・効果 加工における振れ精度、操作性全てを網羅する高精度油…