3D積層部品の後加工 津田駒工業(石川県野々市市、076・294・5111)は、3D積層造形部品の仕上げ加工や試作部品の加工向けとして開発した小型加工機「MDP‐0002」を発売した。 主軸は毎分最高3万回転。加工できる…
ソディックが3Dプリンタを開始

ソディックは金属3Dプリンタ事業に参入する。粉末金属凝固と切削加工を1台で行う「OPM250L」を開発、10月から販売を開始する。3Dプリンタに必要な加工技術などをワンストップで提供するのが特長だ。
「OPM250L」はレーザー光で粉末金属を融解凝固させた後に、切削加工を1台で行うハイブリッド型の金属3Dプリンタ。レーザー光や切削工具のパス作成、成形技術など今まで個別で提供されていたプロセスを同社が持つ様々な要素技術を活かし、ワンストップで提供する。
ワークサイズは250×奥行250×厚さ250㎜のストロークに対応。500wの大出力のファイバーレーザーを搭載し、高速に加工できる。切削加工では、同社のハイスピードミーリングセンタの機構を採用し、安定した加工を実現した。新開発の専用NC装置「LN2RP」搭載、CAMで生成したNCプログラムを忠実に実行し、全自動で加工する。
同機で製造した3次元冷却配管内蔵の金型を、同社のV―LINE射出成形機で成形することで成形品の高精度化、複雑形状の対応などにつなげる。
また、ソフト強化に当たり、3Dプリンタの設計などに強いOPMラボラトリーと共同で製品開発を進め、専用CAMやCAEなどの開発や販売も行う。
金型新聞 平成26年(2014年)8月10日号
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