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インターモールド2024総集編 -特別講演-
自動車の型づくりの変化やギガキャストの最新事情
インターモールドの魅力の一つが多数の開かれる講演会。今回も自動車メーカーや金型メーカー、素材メーカー、機械メーカーらが登壇した。自動車の電動化や脱炭素、AM活用、新素材など昨今のモノづくりのトレンドがテーマに並んだ。中でも、注目を集めたトヨタ自動車の門野英彦氏による「自動車産業を取り巻く環境変化と金型を軸とした競争力について」と、共立精機(大連)の孟強氏の「中国ギガダイキャスト型の現状及び勢い」の講演内容を紹介する。
トヨタ自動車・門野英彦氏 連携スキームの構築が重要

「何を作るかよりも、どうやって作るか、誰とやるかという方がもっと大事ではないかと思う」。トヨタ自動車モノづくり開発センター素形材技術部の門野英彦主査が4月17日、「インターモールド2024」特別講演に登壇し、金型メーカーが競争力を維持、強化していくための連携の重要性などについて語った。
門野氏はまず、ものづくりの環境や金型づくりがどう変わったかについて、自社の取り組みを踏まえて話した。トヨタ自動車では金型製作の一連プロセスを分割し、標準化を進め、リードタイムを短縮した。
その一方で、「マルチ人材が減少し、工程スルーでの改善、応用力の低下につながっている」と課題を挙げた。また、同社の金型づくりがこの30年間で、「脱工程・脱部品・脱ユニット・脱クルマといった、より広い視点での取り組みが求められるようになった」と説明した。 こうした変化への対応として、「素形材ビジネス全体を見据えた提案力と連携スキームの構築が必要」とし、「自動車メーカー、設備メーカー、金型メーカーが強固なアライアンスを構築し、相互補完の関係を作ることが重要だ」と述べた。
共立精機(大連)・孟強氏 中国でのギガキャストの状況

ギガキャスト向けの金型製作の実績を持つ、共立精機(大連)の孟強董事長が「中国ギガダイキャスト型の現状及び勢い」について講演した。立ち見が出るほどの満席で、ギガキャストに関する興味の高さをうかがわせた。
同社は日本の三重県にあるダイカスト金型メーカー、共立精機の中国子会社。すでに型締め力で9000tクラスのギガキャスト向けの金型を製作した実績を持つ。
講演では、中国でのギガキャストの現状について報告。ギガキャストで先行する自動車メーカーでは金型は10個程度の入れ子構造を採用しているとした。また、過酷な成形環境で課題とされるギガキャストの金型の寿命については「ショット数が増えてきた」とし、「現状では25,000~30,000ショットで定期的なメンテナンスに入る」と話した。
設備面での課題も多くあげられるが、ギガキャスト向けの金型を作るには、大型のクレーンや、14m程度の高さの建屋が必要になると述べた。また、ギガキャストで常に課題と指摘される金型の輸送については「専用車両で鉄道輸送してはどうか」と提案した。
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