需給ギャップが改善し、明るさも戻り始めた金型業界。後押しの一つとなっているのが、一部で言われる金型の国内回帰だ。果たして本当に国内に回帰しているのか。どんな金型が戻っているのか。一方、ここにきて「職人」不足を危惧する金型…
ヤマシタワークスが3工場を集約

自動車や医薬品関連の金型を手掛けるヤマシタワークス(兵庫県尼崎市、山下健治社長、06・4868・8477)は本社工場の隣接地に新工場を設け、尼崎市内に複数あった工場を集約する。拠点を1か所に集めることで、生産効率を高め、1割程度の増産につなげる。
新工場は鉄骨二階建てで延べ床面積は1000㎡。約2億円を投じ、高精度なマシニングセンタやプロファイル研削盤などの設備も増強した。現在約3万6000本のパンチやピンの製造を4万本に引き上げるほか、他の部品の製造などでも、1割以上は生産効率の改善を図る。
同社の工場は尼崎市内に車で10分程度の場所の3カ所に分かれていた。各工場で、自動車業界向けパンチ・ピンや薬剤用金型、超硬部品、鏡面磨き装置「エアロラップ」の製造を分散してきたが、「工場が分かれていると生産効率の改善に限界があった」(山下社長)ため、本社工場の隣接地に工場の新設を決めた。
工場新設で、本社工場と合わせて延べ床面積は2400㎡に拡張。旧2工場の技術者ら約25人が新工場に移る。また閉鎖する2工場は当面は売却しない。「将来的には新規事業も含めて、生産増強も考えたい」(山下社長)と更なる拡張も検討している。
同社の2014年3月期の売上高は過去最高の約15億円。今期も増収を見込み、工場集約による効果などもあり、16年3月期には18億円の売上高を目指す。
金型新聞 平成26年(2014年)10月20日号
関連記事
プレス用金型は3.6%増、プラ用金型は2.9%減 2024年2月の金型生産は、前年同月比1.1%増、前月比では18.0%増の264億9,009万円となった。数量は前年同月比3.7%減、前月比では7.8%増の3万2,312…
解析を駆使、成形機も開発 東海エンジニアリングサービスは、直径40㎜超のカルコゲナイドガラスレンズの成形技術を確立した。CAEを駆使し、独自のノウハウを取り入れた成形機を開発して実現した。直径40㎜超は過去に例がなく、航…
IoT、自動化など続々 日本最大の工作機械見本市「JIMTOF2016」が11月17日から22日の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。今回は過去最多の969社が世界中から集まり、最新の機械や機器、工具…


