金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

31

新聞購読のお申込み

新中期経営計画「SAIMS247」スタート【ササヤマ challenge!Next50】

自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマは設立50周年を迎えた昨年度、新たな中期経営計画をスタートした。その3カ年のプロジェクトは金型製作期間を半減するなど競争力の再強化を目指す。EV化が加速するなど取り巻く経営環境が変化する中、次の50年を勝ち抜く力をつける。

新中期経営計画「SAIMS247」の一環として昨年、本社工場に機械加工棟を増設した

新中期経営計画は「SAIMS247」(SASAYAMA Autonomy and Independence Manufacturing System)。2021年8月~24年7月の3カ年で、生産効率化やデジタル技術による生産進捗の見える化などにより、金型の製作期間(現在平均10カ月)の半減を目指す。

ササヤマは自動車のシート部品やボディ骨格などのプレス金型を手掛ける。特に塑性変形で高度な技術を要するウルトラハイテン材用金型を得意とする。工期を短縮することで競争力を高める。

新中計の一環として本社工場に機械加工棟を増築。加工エリアを約2・2倍に広げ、ここに古海工場を集約した。工場間の搬送の手間削減や内製化による生産効率化が目的で今期初めの昨年9月に稼働した。

さらにデジタル技術によって金型を構成する全ての部品の生産進捗を管理。データを蓄積しそれに基づき将来、金型の生産計画や価格見積りの精度を高める。そのうえでマテハンなども導入し効率をより高める計画だ。

そしてこうした取り組みを通じ社員が仕事にやりがいを持ち、一致団結する組織を作り『楽しい会社』にする。「社員一人ひとりが意思を持ち、自立しながら、相互に信頼しワンチームで目標を実現する会社にしていきたい」(笹山勝社長)。

金型新聞 2023年4月10日

関連記事

【ひと】明輝 技術部・センシル クマールさん 高度な技術に挑むインド出身の金型設計者

インド・ムンバイ出身。2018年に来日し、プラスチック金型メーカーの明輝に入社した。担当は設計。自動車内外装品や機能部品など大小様々な金型を手掛けている。 金型技術者だった父親の影響で幼い頃から金型に興味を持っていた。地…

【インタビュー】名古屋精密金型 ・坂元 正孝社長「工場間の連携強化へ 」

プラスチック金型を手掛ける名古屋精密金型(愛知県知多郡東浦町、0562-84-7600)は7月、坂元正孝氏が社長に就任した。同社の工場は本社、熊本、宮崎とベトナム、インドネシアの5工場で金型を製作している。金型業界を取り…

【ひと】ベントム工業社長・本田大介さん システム会社を立ち上げた金型経営者

システム会社立ち上げた金型経営者  クラシック音楽事務所の営業から父親が創業した鋳造・ダイカスト金型メーカーに転職。会社を受け継いだ後、工程管理を手掛けるシステム開発会社を設立した。異色の金型経営者だ。  入社した当初は…

「新たな壁に挑み突破できる組織作り」 大垣精工・松尾幸雄社長[この人に聞く]

プレス金型及び量産を手掛ける大垣精工(岐阜県大垣市、0584-89-5811)は今年3月、松尾幸雄氏が社長に就任し、新たな船出に乗り出した。同社は独自の技術で世界シェア№1を誇るハードディスクドライブ(HDD)部品をはじ…

【特集】金属3Dプリンタ<br>金型づくりはどう変わるのか

【特集】金属3Dプリンタ
金型づくりはどう変わるのか

▶︎▶︎採用目指す動き広がる ▶︎▶︎金沢大学古本達明教授に聞く 金属3Dプリンタの未来「将来不可欠なツールに」 ▶︎▶︎事例①日産自動車 ダイカスト部品で活用探る ▶︎▶︎事例②J・3D ハイブリッド構造でコスト抑制 …

トピックス

関連サイト