金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

17

新聞購読のお申込み

新中期経営計画「SAIMS247」スタート【ササヤマ challenge!Next50】

自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマは設立50周年を迎えた昨年度、新たな中期経営計画をスタートした。その3カ年のプロジェクトは金型製作期間を半減するなど競争力の再強化を目指す。EV化が加速するなど取り巻く経営環境が変化する中、次の50年を勝ち抜く力をつける。

新中期経営計画「SAIMS247」の一環として昨年、本社工場に機械加工棟を増設した

新中期経営計画は「SAIMS247」(SASAYAMA Autonomy and Independence Manufacturing System)。2021年8月~24年7月の3カ年で、生産効率化やデジタル技術による生産進捗の見える化などにより、金型の製作期間(現在平均10カ月)の半減を目指す。

ササヤマは自動車のシート部品やボディ骨格などのプレス金型を手掛ける。特に塑性変形で高度な技術を要するウルトラハイテン材用金型を得意とする。工期を短縮することで競争力を高める。

新中計の一環として本社工場に機械加工棟を増築。加工エリアを約2・2倍に広げ、ここに古海工場を集約した。工場間の搬送の手間削減や内製化による生産効率化が目的で今期初めの昨年9月に稼働した。

さらにデジタル技術によって金型を構成する全ての部品の生産進捗を管理。データを蓄積しそれに基づき将来、金型の生産計画や価格見積りの精度を高める。そのうえでマテハンなども導入し効率をより高める計画だ。

そしてこうした取り組みを通じ社員が仕事にやりがいを持ち、一致団結する組織を作り『楽しい会社』にする。「社員一人ひとりが意思を持ち、自立しながら、相互に信頼しワンチームで目標を実現する会社にしていきたい」(笹山勝社長)。

金型新聞 2023年4月10日

関連記事

「金属3Dプリンタの匠」三光合成

デジタル技術の進化で、相次いで登場する新技術。次世代の匠はそれらの技術を金型づくりにどのように活かしているのか。また、それら能力を習得するには、どのようなスキルや育成が必要なのか。本特集では、様々ある新技術の中でも、次世…

立形5軸MCによる自動化を提案 高橋章氏(安田工業 営業本部国内営業部 部長)【この人に聞く】

EV金型を高精度加工、自動化提案や技術向上に力 安田工業はこのほど、立形5軸マシニングセンタ(MC)の新機種「YBM Vi50」を発表した。立形5軸MCの中型機で、EV(電気自動車)部品の金型を高精度、高能率に加工できる…

米由来のバイオプラ 関東製作所が確立した金型・成形技術とは

脱炭素社会に向けた取り組みがものづくりで加速し、金型業界でもその動きが広がりつつある。先手を打つ金型メーカーの対応には大きくは2つの方向性がある。一つは、太陽光パネルの設置や設備の省エネ化などによる自社の生産活動でCO2…

新栄ホールディングス 金型の新会社を設立

プレス加工メーカー3社を傘下に持つ新栄ホールディングス(東京都中央区、03・5843・6096)は昨年8月、傘下のアポロ工業(埼玉県吉川市)の金型部門を切り離し、アポロ技研(同)を設立した。金型の設計、製作に加え、メンテ…

前澤金型と福井県工業技術センターは金属AMを活用してどんな金型を開発したのか

金型や部品の造形で金属AMを活用する際、必ず指摘されるのがコスト。装置の価格はもとより、粉末材料が高価なことに加え、設計や解析などに多くの工数が発生するため、どうしても製造コストは高くなる。一方で、高い冷却効果による生産…

トピックス

関連サイト