金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JULY

18

新聞購読のお申込み

金型の未来に活路<日本金型工業会 通常総会>

営業、海外、周辺分野
ビジョンを軸に事業計画

日本金型工業会(牧野俊清会長・長津製作所会長)は6月6日、東京都港区のホテルインターコンチネンタル東京ベイで第2回の定時総会を開催する。同工業会は5月20日、新金型産業ビジョン(1面参照)を作成し、営業力や連携など6つのキーワードを提示した。そのビジョンに基づき、今年度の事業計画や予算などが議論される見通し。また、役員改選も行われる。牧野俊清会長も金型産業ビジョンについて「お客様や関係産業界の人にも読んで頂き、金型業界の取組みについて理解頂けることを望みたい」としており、総会を機に金型業界の方向性を各方面に発信していく。

方向性を世界に発信

金型業界の景況感も改善しつつある。機械統計の2014年3月の金型受注は大半の型種で前月比を大幅に上回った。全体では345億円と5か月ぶりに300億円を突破。個別の型種でみても、鍛造金型は平均的に25億円前後の水準を維持し、既にリーマンショック前の水準を超えている。いまだその水準には届かないものの、プレス型は前月比26%増の347億円、プラスチック金型は09年以降で最高となる同24%増の119億円を記録した。
 足元の景況は回復傾向を示しているが、ユーザー企業のグローバル展開、海外企業の成長など対応すべき課題は山積している。その指針となるのがこのほど策定した新金型産業ビジョンだ。その中で「営業力(提案力)」、「海外展開」、「周辺分野への事業展開」、「人材確保・人材育成」、「技術研究開発」、「連携・提携の推進」など6つを提示した。
 今年の日本金型工業会の事業計画もこれに基づいた形で3支部の会員企業らが集まり、議論される予定で、事業の骨子や予算が決定する。また、恒例の講演会では、防衛省陸上自衛隊の大阪地方協力本部長の大塚裕治陸将補が「自衛隊と防衛産業は車の両輪」をテーマに話す。
 今年は役員改選期にあたる。既に各支部では総会を開き、東部支部は加藤忠郎支部長(日進精機相談役)の続投が決まり、中部支部は小出悟氏(小出製作所社長)、西部支部は堀口展男氏(野田金型社長)が新支部長に就任している。
 牧野会長は「ユーザー企業や各産業界にも、新ビジョンを読んで頂き、金型産業の理解を望みたい」とするように、本総会を機に、新ビジョンに基づき、日本の金型業界の方向性を世界に発信していく。

日 時:6月6日(金)
会 場:インターコンチネンタルホテル東京ベイ
総 会:13:00~15:00
講演会:15:10~16:50
    テーマ「自衛隊と防衛産業は車の両輪」
        防衛省陸上自衛隊大阪地方協力本部長 陸将補 大塚裕治氏
懇親会:17:00~18:40

ホテル外観

金型新聞 平成26年(2014年)6月6日号

関連記事

【特集】どうする、金型人材の確保と育成

目次PART1:日本工業大学専門職大学院専任教授 小田恭市氏インタビューPART2:人材確保編PART3:人材確保編PART4:金型経営者に10の質問PART5:あの指導が成長につながったPART6:記者の目 PART1…

ユーロテクノ 新型ローラーガイドピン

ガイド〜位置決めをユニット化 ユーロテクノ(東京都杉並区、03-3391-1311)はこのほど、アガトン社(スイス)の射出成形金型用ローラーガイドピン「AGS」を発売した。ガイドから位置決めまでを一つのユニットで行うこと…

牧野フライス製作所 人の作業やミス減らす、各種データを一元管理【特集:金型づくりを自動化する】

金型加工支援システム 「人が介在する作業をどう効率化するか」—。牧野フライス製作所は工具やワーク、加工情報などのデータを自動でつなぎ、一元管理することで、人による作業を減らす提案を強化している。 加工の自動化は進化する一…

大型ワイヤ放電発売
三菱電機

加工速度を66%向上  三菱電機は4月17日、大型金型向けのワイヤ放電加工機「MV4800R」を発売した。独自の制御や新電源の採用で、加工速度を従来比で66%向上させるなど、高い生産性を可能にした。  機械本体の熱変位を…

【金型の底力】いがり産業 ユーザーが必要な金型を

ユーザー視点の型づくり樹脂とプレス技術の融合 成形メーカーだった、いがり産業が金型製作に着手したのは2004年。10年以上経て、今や金型の外販が売上の7割以上を占めるまでに成長した。成形メーカーという利点と生かし、ユーザ…

トピックス

関連サイト