材料費や電気代の高騰が続き値上げが不可避の中、金型メーカーのユーザーへの価格転嫁は進んでいるのか。本紙はその実態を調べるため、金型メーカーにアンケートを実施した。結果から、値上げが受け入れられるようになりつつあるものの道…
4月の金型生産実績
日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による平成26年4月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)8・6%減の5万3,756組、重量は2・2%減の1万1,207㌧、金額は3・5%増の268億6千8百万円となった。
型別の生産実績は次のとおり
プレス型は数量13.5%減の9、098組、重量0・56%減の6,539㌧、金額0・1%減の99億4,100万円。鍛造型は数量14・5%減の11,289組、重量14・2%増の709㌧、金額16・9%増の23億7,800万円。鋳造型は数量6・3%減の401組、重量4・4%減の306㌧、金額5・6%減の5億9、000万円。ダイカスト型は数量12・1%減の631組、重量4・1%減の1,020㌧、金額4・2%減の26億1,800万円。
プラスチック型は数量2・8%増の3、023組、重量7・2%増の2,373㌧、金額8・7%増の101億100万円。ガラス型は数量6.6%減の2万3,487組、重量12.5%減の119㌧、金額9・3%減の2億5、200万円。ゴム型は数量3.3%増の597組、重量9.3%減の97㌧、金額9.0%減の4億6,600万円。粉末冶金型は数量1.4%減の5,229組、重量2・2%減の44㌧、金額4・4%減の5億2,000万円。
内製型は13.0%減の54億2,400万円
自家使用分(内製型)は数量が前年同月比10.1%減の5,734組、金額は前年同月比13.0%減の54億2,400万円となった。
プレス型=数量1、154組(同30.1%減)、金額10億2,200万円(52.9%減)。鍛造型=2,419組(0.4%減)、金額9億7,100万円(16.6%増)。鋳造型=数量43組(0・4%減)、金額1億900万円(94.6%増)。ダイカスト型=数量119組(17.8%増)、金額6億5,000万円(0・5%減)。
プラスチック型=数量522組(17.8%減)、金額24億800万円(8.2%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(-)。ゴム型=数量97組(27・6%増)、金額2億200万円(17.4%増)。粉末冶金型=数量1,020組(2.5%増)、金額6,100万円(17.3%増)。
金型新聞 平成26年(2014年)7月2日号
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