金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

23

新聞購読のお申込み

インターモールド2015 加工技術さらなる高み

機械や工具の新型、一堂
4月15~18日 東京ビッグサイト
大勢の人が詰めかけた前回展

 第26回金型加工技術展「インターモールド2015」が4月15日から4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。5軸加工機や高硬度材加工用工具など金型加工の最新技術が紹介されるほか、3D造形や自動車部品、航空機部品の製造技術フェアも併催される。金型加工にとどまらず、日本のものづくりの未来を展望できる展示会となりそうだ。

3D造形、部品加工も

 インターモールドは、1年おきに東京と大阪で交互に開かれる金型加工技術の国内最大の展示会。26回目を迎える今回は、工作機械や切削工具、工作機器、測定機器、CAD/CAMなど427社・団体が出展する。

 マシニングセンタでは、5軸加工機や複合加工機の最新機種が出品されるほか、3D造形機と組み合わせた新たな加工を実現する機械が登場。放電加工機は大型ワーク加工の高精度化、研削盤ではロボットや機上測定を使った無人化・自動化の技術が紹介される。
 切削工具は、焼入れ鋼や超硬合金など高硬度材を加工できる工具や加工能率を高めた高精度工具が出品。CAD/CAMは5軸加工対応、測定機器はX線やレーザーによって非接触で測定する機器や加工中に測れる機上測定に注目が集まりそうだ。

 そして、前回に引き続き行われる「試作・デザイン・解析&3Dプリンティング」、「自動車部品製造」、「航空機部品製造」など3つの特別企画も見どころのひとつ。
 「試作・デザイン・解析&3Dプリンティング」は金型製作における3D造形技術や、解析・試作技術を提案する。「自動車部品製造」、「航空機部品製造」では加工や素材の新技術を披露。金型とは異なる業種との交流で新たなものづくりの可能性が期待される。

 さらに、併催する「金型展」や「金属プレス加工技術展」では金型メーカーやプレスメーカーが加工サンプルや製品を展示し、自社の加工技術をアピールする。プレス加工機・プラ成形機メーカーも出展し、金型の設計・製造から成形までの一連工程を来場者に披露し、トータル技術を展示する。

 また、会期中は講演会やセミナーも開かれる。基調講演では自動車部品工業会会長の玉村和己氏が講演し、同工業会技術担当顧問の松島正秀氏が特別講演会を開く。そのほか、出展者によるプレゼンテーションセミナーも34セッション以上を予定している。



開催概要

会期:4月15日~18日
会場:東京ビッグサイト(東4、5ホール)
会場時間:10:00~17:00※最終日18日は16:00まで
主催:日本金型工業会
出展規模:427社・団体
出品製品:工作機械、鍛圧機械、切削工具、工作機器、精密測定機、光学測定機、ダイヤモンド工具、砥石、CAD/CAM/CAE、金型部品、その他金型加工に関連する装置・機器・資材・情報など
入場料:1,000円※招待券持参者・事前来場登録者は無料
公式サイト:http://intermold.jp


金型新聞 平成27年(2015年)3月10日号

関連記事

アイジーエヴァース 5軸+APCで稼働率向上

デジタル技術の進化で、相次いで登場する新技術。次世代の匠はそれらの技術を金型づくりにどのように活かしているのか。また、それら能力を習得するには、どのようなスキルや育成が必要なのか。本特集では、様々ある新技術の中でも、次世…

アサッブジャパン 独自粉末を使った金属3D造形サービスを開始

高い冷却効果 アッサブジャパン(東京千代田区、03-5226-3781)は、独自の3Dプリンタ用粉末を使った金属3Dプリンタの造形サービスを開始する。高い冷却効果が求められるダイカスト部品において、焼付きやヒートチェック…

情報動画サイトを開設<br>ナガセインテグレックス

情報動画サイトを開設
ナガセインテグレックス

 ナガセインテグレックスは、研削加工で知っておくと得する耳寄りな情報を紹介する動画サイトを、同社ホームページ上に7月1日から立ち上げた。  今回は、「耳寄りお役立ち情報 その1」として、砥石の動バランスを自動測定するバラ…

メキシコ視察ツアー 締め切り12月末<br>日通旅行

メキシコ視察ツアー 締め切り12月末
日通旅行

金型や車メーカー巡る  日通旅行(神戸市中央区)は2020年2月11日㈫~15日㈯の5日間、メキシコの金型や自動車・部品メーカーなどを視察するメキシコ視察旅行を企画、締め切りが今月末に迫っている。  メキシコは日本や米国…

三共理化学 磨き用のブラスト研磨材

機械化図れ、作業時間短縮 三共理化学(埼玉県桶川市、048-786-2118)はこのほど、ブラスト研磨装置向け特殊研磨材「Lappin(ラッピン)」に粗磨き用(粒度♯220~600)を追加した。これまで人手をかけていた粗…

トピックス

AD

FARO 樹脂成型品や自動車シートの測定での3次元測定アームの活用と新製品Qua...

樹脂成型品の工程管理・不具合解析 樹脂成型品の工程管理や不具合解析の現場では、実際の製品や試作品と設計図との差異把握や、製品や金型の工程ごとの変化量把握、不具合解析や要因分... 続きを読む

関連サイト