少量多品種生産向け 鋳造、ダイカスト金型メーカーのベントム工業(静岡県浜松市、053・437・5691)はこのほど、工程管理システム「サイクロン」の販売を強化するために、新会社「シンクビジョン」(同)を設立した。 シ…
ヤマシタワークス
錠剤包装用装置を開発
高齢者の誤飲事故防止
パンチ・ピンや錠剤用の金型を製造するヤマシタワークス(兵庫県尼崎市、山下健治社長)は、特許を持つ誤飲を防止する立体型のプレススルーパック(PTPシート)を製造する装置を開発した。同特許の欧州企業へのライセンス供与は決まっているが、装置まで手掛けることで金型、磨き装置に続く、第三の事業の柱に育てる考えだ。
立体型PTPシートは錠剤の入った平面シートを三角状の立体にすることで、片手で中身を取り出せる。高齢者が包装シートごと誤飲するのを防ぐ。全自動で成形する機種と手動で簡単に行える2タイプを販売する。
ターゲットは、錠剤メーカーや包装資材メーカーのほか「まだ法整備上課題もある」(山下社長)が、全国で5万5000事業所ある調剤薬局など。
今回開発した装置の元となる特許は2010年に取得。昨年には、豪州の包装材メーカー、コンスタンチア社へのライセンス供与も決まり、ロイヤルティーも得られる。
同社は自動車業界向けパンチ・ピン、薬剤用の金型に加え、鏡面を可能にする磨き装置「エアロラップ」を製造販売する。今回の開発に関し、山下社長は「金型、磨き装置に加え第3の事業の柱にしていきたい」としている。
金型新聞 平成28年(2016年)4月18日号
関連記事
金属3Dプリンタ新工法 ソディックはこのほど、金属3Dプリンタの造形後のワークの歪みを10分の1に抑える新技術「SRT工法」を開発した。これにより、樹脂型などで多く使われるステンレス系の素材での造形も可能になるなど、金…
「30年間お客様とものづくりを改善し続けられる存在でありたい」—。そう話すのは一昨年に新日本工機の社長に就任した中西章氏。ライフサイクルの長い大型機械が強みなだけに、「長期間にわたって、顧客のものづくりをサポートするのは…
功労者を表彰 日本金型工業会(牧野俊清会長・長津製作所会長)は11月25日、東京港区のインターコンチネンタル東京ベイで、41回目の「金型の日」の式典を開く。永年勤続表彰や会員増強に寄与した人への感謝状贈呈など、業界功労者…
3ヵ年計画で生産性1.5倍に 継続的な設備投資で生産性向上 「3ヵ年計画で金型工場を2012年対比で生産性を1.5倍に引き上げる」と目標を語る海田社長。同社はインパネ、バンパーなど自動車の大型プラスチック成形用金型を得意…




