金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

22

新聞購読のお申込み

UMモールドフェア
JIMTOF出品機が一堂

 植田機械が主催 

1月27・28日、インテックス大阪で

 工作機械やソフトウェアの総合商社、植田機械(大阪府東大阪市、06・6743・0110)は来年1月27~28日、インテックス大阪5号館(大阪市住之江区)で工作機械総合展示会「UMモールドフェア」を開催する。微細加工機や金属3DプリンタなどJIMTOF2016で注目を集めた工作機械やソフトウェア、測定機をはじめ、金型・精密部品加工の最新技術を披露する。

インテックス大阪 UMモールドフェア
金属3Dプリンタなど最新技術が登場する

 UMモールドフェアは、2年に一度東京で開かれる国内最大の工作機械展JIMTOFのアフター展として、大阪で開く展示会。8回目となる今回は「ここから未来が動き出す」をテーマに、工作機械・装置(28社)、測定機(3社)、ソフトウェア(12社)、ツーリング・治工具(12社)、精密金型部品(6社)、食品機械(1社)など73社が出展する。

 見どころはJIMTOF2016で注目を集めた最新技術。工作機械は、知能化技術を搭載した5軸加工機や超精密微細加工機、高精度のワイヤ・放電加工機、5軸制御の平面研削盤、金属3Dプリンタが登場する。

 測定機は高精度の3次元測定機や画像測定機、ツーリング・治工具は加工時の振動を抑えたり段取り替えし易い工作機器や冶具、ソフトウェアは5軸対応のCAD/CAMが出品する。さらに、金型補修用の溶接機や、コーティングや精密金型部品なども紹介される。

 また今回は、JIMTOF2016で話題になったIoT(モノをインターネットでつなぐ)の活用事例として、複数の工作機械の稼働状態確認の一元化を、モニターに映し出して、提案する。

 会期中は、基調講演も行われる。27日にはHILLTOPの山本昌作副社長が、28日には演出家の宮本亜門氏が、未来を切り拓くための取り組みや、仕事術について語る。

 植田修平社長は「JIMTOFに行くことができなかった金型メーカーや部品メーカーの方々に、最新の加工技術に触れて頂き、次代を勝ち抜くヒントを見つけることができる場にしたい」。

金型新聞 平成28年(2016年)12月14日号

関連記事

デジタルとアナログ融合し、型づくりの構想力鍛える 八光技研【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

技術者育成、生産性向上に貢献 開発試作プレス部品の金型、プレス、レーザー加工まで一貫して手掛ける八光技研。アナログとデジタルを融合させる解析ソフトの活用術で、育成や大幅な生産性向上に役立てている。 同社はレーザー加工技術…

ナガセインテグレックス 設置面寸法1/2の平面研削盤を発表

高能率でコンパクト ナガセインテグレックスは、JIMTOF2022出展機の第1弾として、新世代高精度門型平面研削盤「SGX—126」を開発、7月1日から発売した。中型金型プレートや精密部品の加工に最適。価格は5200万円…

【クローズアップ】碌々産業<br>感性に響く機械デザイン

【クローズアップ】碌々産業
感性に響く機械デザイン

洗練された直線的なフォルム、フロントカバーに縁取られた鋭い眼のような「アーモンドアイスリット」、高剛性を視覚化した鋳物部―。碌々産業(東京都港区、03・3447・3421)の高精度加工機シリーズは、性能だけでなく、デザイ…

次世代3次元積層技術の研究会を発足、金型への実装を目指す 吉田 佳典氏(岐阜大学 工学部教授 )【鳥瞰蟻瞰】

4月に本学にある、地域連携スマート金型技術研究センター内に「次世代3次元積層技術研究会」を立ち上げました。活動は金属3Dに関連した研究会と勉強会ですが、岐阜大が目指すのは金属3D積層技術を生かした金型づくりを社会実装する…

【特集】メカトロテックジャパン 〜注目34社の出展製品〜

メカトロテックジャパンでは「キカイを探そう」をテーマに、197台の工作機械が展示される。リアルな工作機械関連の展示会としては2年ぶりの開催とあって、出展するメーカー各社は新技術を披露し、顧客の課題解決に努める。金型業界で…

トピックス

関連サイト