金型の現状、データで俯瞰 日本の金型の動きを統計データに基づいて分析した論述は少なくない。そのデータベースとしてたびたび使われるのは政府が日本の金型生産をまとめた機械統計(従業員30人以上を対象に調査)や工業統計(同4人…
1月の金型生産実績
前年同月比 7.1%増の331億2,300万円
プレス型は7.0%増、プラ型は12.0%増
日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2017年1月の金型生産実績をまとめた。それによると数量は、前年同月比(増減比はいずれも前年同月比)12.9%減の4万4,223組、重量では14.0%減の1万2,544㌧、金額は7.1%増の331億2,300万円となった。
型別の生産実績は次のとおり
プレス型は数量1.5%増9,534組、重量21.4%減の7,207㌧、金額7.0%増の131億2,600万円。鍛造型は数量30.9%減の8,316組、重量7.9%増の776㌧、金額0.7%増の24億5,800万円。鋳造型は数量7.3%増の369組、重量12.5%減の217㌧、金額16.0%増の5億9,500万円。ダイカスト型は数量7.9%減の698組、重量17.2%減の1,411㌧、金額3.8%減の36億8,500万円。
プラスチック型は数量26.2%増の3,359組、重量0.1%減の2,648㌧、金額12.0%増の116億400万円。ガラス型は数量26.8%減の1万3,855組、重量2.7%減の109㌧、金額13.3%減の1億9,600万円。ゴム型は数量8.2%減の1,094組、重量9.3%増の125㌧、金額5.4%増の7億6,100万円。粉末冶金型は数量24.5%増の6,998組、重量22.0%増の50㌧、金額24.4%増の6億9,900万円。
内製型は30.3%増の112億3,200万円
自家使用分(内製型)は数量が前年同月比2.5%増の6,646組、金額は前年同月比30.3%増の112億3,200万円となった。
プレス型=数量2,371組(同0.3%減)、金額44億6,100万円(18.9%増)。鍛造型=2,564組(同0.2%減)、金額12億57,800万円(80.7%増)。鋳造型=数量43組(同16.2%増)、金額1億5,000万円(同80.7%増)。ダイカスト型=数量178組(28.1%増)、金額14億9,500万円(39.5%増)。
プラスチック型=数量592組(21.8%増)、金額35億2,300万円(49.2%増)。ガラス型=数量(―)、金額=(―)。ゴム型=数量220組(30.2%増)、金額2億8,800万円(同41.9%増)。粉末冶金型=数量678組(4.2%減)、金額3,800万円(同5.6%増)。
金型新聞 平成29年(2017年)4月12日号
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