金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

21

新聞購読のお申込み

清水電設工業 CVD被膜から撤退
DLC受託加工を強化

 清水電設工業(兵庫県尼崎市、06・6488・1501)は、3月末にCVD(化学蒸着法)コーティング事業から撤退すると発表した。一方で、4月からDLCコーティング炉を導入し、新たにDLCの受託加工を強化する。

 化学的に被膜するCVDは、PVD(物理蒸着法)では難しい円筒形状などで拡大してきた。同社でも1982年にCVDの受託加工を開始し、順調に売り上げを伸ばしてきた。しかし、近年は「PVDの性能が上がり、移行が進んだ」(清水博之社長)ため、CVD事業の売上もかなり減少した。

 さらに、コスト面でも不採算になることが多く、撤退のタイミングを見計らってきたという。今後について、清水社長は「CVDは35年もやってきただけに寂しさもあるが、CVDに負けないようなコーティングを世に出せるようさらなる努力をしていく」と語る。

 既に、CVD撤退の一方、新たにDLCコーティングの受託加工事業の強化を決めた。京都第二工場に約1億円以上をかけて、DLCコーティング炉を導入。CVDと入れ替わるように4月から受注を開始する。清水社長は「DLCを新たな成長の柱にしていきたい」と話している。

金型新聞 平成30年(2018年)1月10日号

関連記事

黒田理事長が 再選
岐阜県金型工業組合

 岐阜県金型工業組合(黒田隆理事長・黒田製作所会長)は大垣フォーラムホテル(岐阜県大垣市)で第50回通常総会を開き、役員改選が行われ、黒田理事長が再選した。  「今日は50回目の総会で令和元年にあたり記念すべき年で感激し…

産業とくらしのグランドフェア2015<br>独自色溢れる新技術

産業とくらしのグランドフェア2015
独自色溢れる新技術

インテックス大阪 9月18~19日 出展371社 最新から主力機まで  9月18日、19日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で「産業とくらしのグランドフェア2015」(以下GF)が開かれる。出品メーカー371社…

仕事は基本に忠実で 深見克彦氏(エムエス製作所)【この人に聞く】

自動車のウェザーストリップなどゴム金型を手掛けるエムエス製作所(愛知県清須市)は人材育成に力を入れ、『現代の名工』や『あいちの名工』、国家検定資格の1級技能士を多数輩出している。2023年にNC旋盤工で『現代の名工』を受…

山崎 達博さん 玉成と保全の技能を次代に教える【ひと】

鉄の板を金型でプレスすると起こる想定外の歪みや割れ。その原因を見極め、溶接と研磨で補正し、目指す品質に導いていく。解析が進化した今も、自動車のドアや骨格部品の金型は人による玉成がカギを握る。その技能を次代に教えている。 …

IT、汎用機、資格の取得 技能者の育成、新時代
~匠の技 機械や工具で~

 最適な金型の構造を考えたり、納期短縮やコスト削減の手法を生み出したりできる技能者の育成がこれまで以上に重要になっている。従業員の減少や分業化で金型を総合的に理解する人が減っているためだ。金型づくりで差別化できる工程が金…

トピックス

関連サイト