金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

12

新聞購読のお申込み

CGTech 切削最適化ソフトの最新版
積層エラーひと目で

VERICUT

 CGTech(東京都豊島区、03・5911・4688)は5月末日、切削シミュレーションおよび最適化ソフトウェア「VERICUT」に、より使いやすい新機能を追加した「バージョン8.1」をリリースする(写真)。

 新機能の一つとしてアディティブ・マニュファクチャリングの分野を強化。レビュー画面で金属材料の積層が確認できるほか、 チェックされたアディティブ機能のいずれかが適合していないとエラー表示と積層された材料が赤色のエラーカラーになるなどワンクリックでエラーソースが特定できるようにした。

 最適化されたNCプログラムおよびサブルーチンは、ユーザーが編集することなく実行するように準備。切削加工をグラフィカルに表示するForceチャートは、正確性が強化されており、少ない切削量と切削力でも表示できる。

 そのほかにも、シミュレーション中に切削モデルの内部を簡単に確認できるモデル切断機能を拡張したほか、複数の測定した寸法を簡単に表示・参照できるようにX‐キャリパーの機能改善など多くの新機能が追加されている。

金型新聞 平成30年(2018年)5月14日号

関連記事

牧野フライス製作所 人の作業やミス減らす、各種データを一元管理【特集:金型づくりを自動化する】

金型加工支援システム 「人が介在する作業をどう効率化するか」—。牧野フライス製作所は工具やワーク、加工情報などのデータを自動でつなぎ、一元管理することで、人による作業を減らす提案を強化している。 加工の自動化は進化する一…

内圧上昇を防ぐ金型を流動解析で実現 プラモール精工【金型テクノラボ】

プラスチック射出成形時に大きな課題となるのがショートやバリ、ガス焼けなどの品質不良。プラモール精工のガス抜きピン「ガストース」を使ったガスベントのデータ化と、流動解析によってガス抜き位置の最適化を実現した。成形品の品質安…

ルッド社の反転機発売
ルッドリフティングジャパン

コンパクトで場所取らず  ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06・6536・8807)は、フォークリフトなどで移動しどこにでも設置できる金型反転機を発売した。反転する場所を選ばないため、金型の調整や補修作業の効率化…

マツダ モーションキャプチャーとARで匠の技を短期間で習得

自動車メーカーのマツダが、モーションキャプチャーと拡張現実(AR)の技術を金型溶接の技能指導に活かしている。肉盛り溶接するときの匠の手や身体の動きを見える化し、それとの差異を把握し、シミュレータによる訓練で正す。効果的に…

大同特殊鋼 大型対応のプリンタ用粉末を開発

150㎜以上の造形が可能 大同特殊鋼はこのほど、ダイス鋼系の金属3Dプリンタ用金属粉末「DAP‐AMシリーズ」の第2弾として「LTX」を開発し、販売を開始した。金属3Dプリンタによる造形時の課題だった歪みを大幅に低減し、…

トピックス

関連サイト