金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JUNE

22

新聞購読のお申込み

ソディック 古川 健一 新社長に聞く
「できないと言わない」ソディックらしさを継承

この人に聞く 2018

 ソディックは今年1月、創業者の古川利彦氏が名誉会長に、金子雄二社長が会長に就く人事を発表。3月29日付で、古川名誉会長の子息でもある古川健一副社長が社長に就任した。「顧客の要望に『できない』と言わないソディックらしさを継承するとともに長期的な成長への基盤を作りたい」と話す、古川新社長に抱負などを聞いた。

1999年ソディック入社、2008年取締役、10年常務取締役、12年専務取締役、14年代表取締役副社長、1972年生まれ、神奈川県出身、45歳。

ーソディックらしさとは。

お客様の要望に「できない」と言わず、何とか実行しようとする姿勢そのものがソディックらしさだと思う。放電加工が祖業で機械メーカーでありながら「電気屋」の視点があるのも特長。就任以来こうした文化は継承していくと言い続けている。

ー45歳という若さでの就任です。

若さを強みに、これまでの経営戦略を推し進めながら、長期的な成長の基盤を作ることが私の役割の一つだと考えている。2020年に売上高932億円の目標を掲げているが、お客様のニーズを掴み、ともに成長できるよう、もっと先のソディックのあるべき姿を示したい。まずは創業50周年となる26年までのビジョンを描きたい。

ー具体的には。

新しい部署として社長室を設置するなど、議論を進めているところ。今年中に明らかにする予定だが、既に人材育成に取り組んでいる。金子会長にはCTOのような立場で技術者として「次の金子」を育てて欲しいと伝えている。営業は髙木圭介副社長を中心に10年、20年先を任せられる人材を育成している。

ー社長にとって古川名誉会長とは。

技術者、経営者、営業すべての要素を持った人でとても真似できないが考え方は受け継いでいると思う。私らしさを活かし、今まで以上に「個」の力が発揮できるチームづくりに積極的に関わっていきたい。

ー変化の時代です。

 工作機械メーカーは機械だけでなくソフトやサービスを通じ生産性向上を提供する「サービス業」の側面が強くなっている。その一つとして、これまで人や仕事をつなげあう「機会」を作ることも携わってきた。今後は人だけでなくIoT技術を活かした出会いの場を提供し、生産性を高めるお手伝いをしたい。

ー主要ユーザーでもある金型メーカーに一言を。

 成形まで手掛けることで、付加価値を生み出す金型メーカーが増えている。放電加工機、マシニングセンタ、射出成形機、金属3Dプリンタと、金型加工をトータルで提案できることが強みなので、金型メーカーと一緒になって未来の金型を考えていきたい。金属3Dプリンタを活用した金型づくりの事例もかなり増え、宮崎工場で具体的な提案も行っているので、ぜひ見て頂きたい。

金型新聞 平成30年(2018年)7月4日号

関連記事

【この人に聞く】双葉電子工業精機事業センター長・ 河野透氏「ソフト・サービス分野へ拡大」

 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475-24-1111)は昨年、2023年度(24年3月期)までの中期経営計画「Futaba Innovation Plan(フタバ・イノーベーション・プラン)2023」を策定した。金型用…

切削油をオーダーメイド
サンコーオイル

 「お客様が求める油を作りたい」と語るのは、サンコーオイルの菅大祐専務。同社ではユーザーが求める価格帯や性能、さらには環境への影響まで考慮し、オーダーメイドで切削油の製造を行い、好評を得ている。  切削油のオーダーメイド…

スワニー 耐久性高い金型、協業で製造【特集:金型づくりで広がる金属AM活用】

5万個の部品生産可能に 製品設計会社のスワニーは、樹脂型を3Dプリンターで製造し、量産材料で射出成形が可能な「デジタルモールド」を手掛ける。同社はこれに加え、金属3Dプリンターで製造する金型「アディティブモールド」を岡谷…

国内事業を再整備 森久保哲司氏(パンチ工業 社長)【この人に聞く】

パンチ工業(東京都品川区、03・6893・8007)は今年、2025年3月期までの中期経営計画を発表し、最重点施策として「国内事業の再整備」を掲げた。販売拠点の統廃合や、連結子会社の解散などによる経営合理化を図り、特注品…

テラスレーザー 業務 広報チーム・稲葉  えいさん
女性技術者の魅力を発信する

レーザー溶接・金型補修機器メーカーのテラスレーザー(静岡県駿河区)に入社したのは2年前。企業の販路開拓支援などに携わっていた前職時代、製造業とも多く関わる中で「世の中は製造業がなければ成立しないということを肌で感じ、自分…

トピックス

関連サイト