大事なのは、自信を持つこと日本メーカーの力が持続可能な社会の実現には必要 1983年に牧野フライス製作所に入社してから、海外畑を歩んできました。キャリア当初は、アメリカ向け立形マシニングセンタや放電加工機の営業支援を担当…
ソディック 古川 健一 新社長に聞く
「できないと言わない」ソディックらしさを継承
この人に聞く 2018
ソディックは今年1月、創業者の古川利彦氏が名誉会長に、金子雄二社長が会長に就く人事を発表。3月29日付で、古川名誉会長の子息でもある古川健一副社長が社長に就任した。「顧客の要望に『できない』と言わないソディックらしさを継承するとともに長期的な成長への基盤を作りたい」と話す、古川新社長に抱負などを聞いた。
ーソディックらしさとは。
お客様の要望に「できない」と言わず、何とか実行しようとする姿勢そのものがソディックらしさだと思う。放電加工が祖業で機械メーカーでありながら「電気屋」の視点があるのも特長。就任以来こうした文化は継承していくと言い続けている。
ー45歳という若さでの就任です。
若さを強みに、これまでの経営戦略を推し進めながら、長期的な成長の基盤を作ることが私の役割の一つだと考えている。2020年に売上高932億円の目標を掲げているが、お客様のニーズを掴み、ともに成長できるよう、もっと先のソディックのあるべき姿を示したい。まずは創業50周年となる26年までのビジョンを描きたい。
ー具体的には。
新しい部署として社長室を設置するなど、議論を進めているところ。今年中に明らかにする予定だが、既に人材育成に取り組んでいる。金子会長にはCTOのような立場で技術者として「次の金子」を育てて欲しいと伝えている。営業は髙木圭介副社長を中心に10年、20年先を任せられる人材を育成している。
ー社長にとって古川名誉会長とは。
技術者、経営者、営業すべての要素を持った人でとても真似できないが考え方は受け継いでいると思う。私らしさを活かし、今まで以上に「個」の力が発揮できるチームづくりに積極的に関わっていきたい。
ー変化の時代です。
工作機械メーカーは機械だけでなくソフトやサービスを通じ生産性向上を提供する「サービス業」の側面が強くなっている。その一つとして、これまで人や仕事をつなげあう「機会」を作ることも携わってきた。今後は人だけでなくIoT技術を活かした出会いの場を提供し、生産性を高めるお手伝いをしたい。
ー主要ユーザーでもある金型メーカーに一言を。
成形まで手掛けることで、付加価値を生み出す金型メーカーが増えている。放電加工機、マシニングセンタ、射出成形機、金属3Dプリンタと、金型加工をトータルで提案できることが強みなので、金型メーカーと一緒になって未来の金型を考えていきたい。金属3Dプリンタを活用した金型づくりの事例もかなり増え、宮崎工場で具体的な提案も行っているので、ぜひ見て頂きたい。
金型新聞 平成30年(2018年)7月4日号
関連記事
日本AM協会専務理事 澤越 俊幸さん 金型、航空機、自動車、電子部品—。日本のものづくりに3Dプリンタ(AM)を普及させる。それを目標とする一般社団法人の専務理事を務める。会員企業や研究機関とスクラムを組み、セミナーによ…
とんでもない良い会社に 超精密のナガセインテグレックス(岐阜県関市)で画期的なイグタープ(IGTARP)デザインの導入など開発部門を率いてきた新藤良太常務が、昨年10月、代表取締役社長COOに就任した。長瀬幸泰社長は、代…
ヘラ棒と呼ばれる工具を回転する金属の板に押しあてて、滑らかな曲面や艶やかな平面に加工するヘラ絞り。品質の良い製品をつくるには、ヘラ棒を操る卓越した技術もさることながら、匠の技を受け止めることができる金型が必要だ。ヘラ絞り…
100年に一度の変革期 どうする金型づくり エンジン、トランスミッション、カムシャフト、最近では電池やモータなど、自動車を動かすほぼ全ての内蔵部品の金型を手掛けるトヨタ自動車のパワートレーン工機部。豊田章男社長が「自動…



