管理、調達を効率化 近年の金型工場では人手不足が深刻化しており、デジタル技術の導入による製造工程や管理工程などの効率化に向けた取り組みが加速している。多くの企業がセンシング技術を活用した見える化をはじめ、ITツール導入に…
糸引き防ぎ、成形効率向上
フィーサ
シャットオフノズル40年ぶりフルモデルチェンジ

フィーサ(東京都大田区、03・3754・0661)はこのほど、射出成形時の「糸引き」や「タレ落ち」を防ぐ「プラゲートシャットオフノズル」を40年ぶりにフルモデルチェンジした。内部構造を見直し、製品強度や、メンテナンス性を向上させた。成形品の不良率低減やサイクルタイム短縮につなげられる。
「プラゲートシャットオフノズル」は、金型開閉時に樹脂が糸状に伸びる「糸引き」やノズルから樹脂が垂れる「タレ落ち」を防ぐ。あらゆる成形機に取り付けることができ、幅広いユーザーに採用されてきた。
40年ぶりにフルモデルチェンジした「NRSシリーズ」は、内部部品を一新。製品の強度を向上させたほか、シンプルな設計にすることでメンテナンスも容易にした。
糸引きやタレ落ちを防ぐことで、成形品の不良率が低減できるだけでなく、成形サイクルタイムの短縮にも繋げられる。営業担当の安藤陽介氏は「コールドスラッグの減少、冷却時間の短縮など、『NRS』は成形効率を改善し、生産性向上に寄与する」。
金型新聞2019年4月10日
関連記事
シンクビジョン(静岡県浜松市、053・437・5691)はこのほど、生産管理システム「cycleon(サイクロン)」の新バージョンを発売した。見やすい画面配置や操作性の強化など、現場の作業者の使いやすさを追求した。 …
分解不要でスケール除去 ダイカスト金型メーカーの日本精機(名古屋市守山区、052・736・0611)は、冷却水管内部のスケールや錆を除去できる洗浄液と専用装置を開発した。6月のインターモールド名古屋で発表する。高い洗浄効…
人手不足が叫ばれる昨今において、現場における新人教育を効率化し、技能伝承を推進させるデジタルサービスが数多く登場している。技能伝承のみならず教育プロセスの省人化・DX化に貢献し、現場全体の生産性も向上させる各社の製品を紹…
クラウドサービスを開始 ファクトリーエージェント(東京都中央区)は、製造業マッチングクラウドサービスの提供を7月から本格開始したとオンライン発表した。 同社は、ジェイテクトの100%出資子会社・ジェイテクトFAとして…


