製販一体でニーズに対応 金型部品や金型の設計・製作、自動機・治工具の製作など幅広く展開するゲートジャパン(京都市伏見区、075-661-0360)は製造販売一体で提案できる営業力を強みに、京都のみならず、名古屋、静岡、…
見せる工場で魅力発信
近畿経産局
オープンファクトリーシンポ

近畿経済産業局はグランフロント大阪タワー(大阪市北区)で「関西オープンファクトリーシンポジウム~企業を見せれば人が育つ⁉︎」を開き、近年盛んになってきたオープンファクトリーについて基調講演とパネルディスカッションを行い、実際に工場をオープン化させた効果や課題など事例を紹介した。
オープンファクトリーは様々な企業が趣向を凝らして取り組んでいる。これらの実態を調査している同局・2025NEXT関西企画室の津田哲史氏によれば、オープンファクトリーは昔の工場見学とは少し違うと指摘。「工場を見せることは1つのコンテンツ。オープン化した25社の企業にアンケートを行うと、売上の減少した企業はなく、人材育成や観光業との結びつき、製品・技術の可視化など、様々な方面で効果を発揮しており、今までお金にならなかったことがお金になっている」と話す。基調講演は日本一明るい経済新聞の編集長を務める竹原信夫氏は「うどんで有名な香川県で一番人気は製麺工場で食べるうどん。消費者の目線が変わり、工場は作るだけでなく売るところにもなっている」と語る。
パネルディスカッションはオープンファクトリーに取り組む5社が登壇。自社ブランドで自動車用LEDライトの製造・販売を手掛ける日本ライティングは従来のOEM供給からの脱却を目指し、日本製をPRするために工場のオープン化を図った。「自社製品を作っても中々売れない。そこで工場見学を開き、商品や技術を紹介することで、車好きな一般消費者が多数訪れ、認知も広がった」と話す。工場見学では撮影OKを出し、見学者がSNSで広げてくれることもあるようだ。社内向けに始めたというのはインテリア商材の製造小売業を行う友安製作所。同社は社員と顧客が直接触れ合う「TOMOYASUフェスタ」を開催し、同社だけでなく地域の企業ともコラボしたものづくり体験や地元で人気のパン屋やケーキ屋も出店し、大勢の来場者で賑わうという。友安啓則社長は「社内の共通目的が売上しかなかったところ、イベント作りを通じて違った意識が芽生え、仕事の楽しみの1つになった。おかげで離職率は下がり、地域でも有名になって、イベントに来た子が入社することもある」と話す。同社は大阪・八尾のものづくり企業が連携する『みせるばやお』にも参画し、子供向けワークショップやコラボ製品も販売する。
また、大阪の伝統工芸である注染手ぬぐいを手掛けるナカニは認知度を高めるために工場の見学会を始めた。中尾弘基専務は「大阪・堺の地場産業で日本一の生産量を誇りながら、誰にも知られておらず、専門店もなかった。それを変えるために、専門店を立ち上げ、100%OEMだったのを、自社ブランドも確立した。今は30代など若手も増え、美大出身の女性が現場の職人として活躍している」と喜ぶ。次はお店の中に注染を体験できる工房も併設するようで、観光業と結びついて、体験と宿泊を兼ねた施設の検討も始めている。オープンファクトリーは社内外とのつながりを深め、新たな展開を生み出すきっかけになり、1つのコンテンツとして役目を担っている。
金型しんぶん 2019年12月10日
関連記事
事業多角化や技術強化狙う 大型ダイカスト金型メーカーのサンユー技研工業(三重県津市、梅本大輔社長)はこのほど、金型部品や機械加工を手掛ける坂忠鋼材商会(大阪府東大阪市、坂口忠嗣社長)を買収した。買収額は約2億円。部品の安…
油圧チャック式ホルダ「ハイドロチャック」 現場の課題 エンドミル、バニシングドリル・リーマ等の性能をフルに活かす高精度ミーリングチャックホルダが欲しい。 提案・効果 加工における振れ精度、操作性全てを網羅する高精度油…
室温±0.2度の恒温室 岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)はこのほど、本社工場内に室温22度±0.2度で管理された「ウルトラ恒温室」を設置した。鏡面金型プレートやスマホレンズ金型など超精密加工の…
日本金型工業会(牧野俊清会長)は11月24日、東京都港区のインターコンチネンタル東京ベイで、「創立60周年」と「金型の日」の記念式典を開いた。会員企業ら約290人が出席し、60年の節目と、新たな門出を祝った。 式典に…


