加工速度を66%向上 三菱電機は4月17日、大型金型向けのワイヤ放電加工機「MV4800R」を発売した。独自の制御や新電源の採用で、加工速度を従来比で66%向上させるなど、高い生産性を可能にした。 機械本体の熱変位を…
48時間超の高精度加工
三菱電機
超高精度油ワイヤ放電加工機MXシリーズ

現場の課題
小形の精密電子部品やモータコアなどの中形自動車用駆動部品をはじめとした高精度金型では、長時間の安定したワイヤ放電加工が求められており、その要求に対応した。
提案や効果
長時間連続運転で超高精度加工を実現する油加工液仕様ワイヤ放電加工機「MXシリーズ」。高推力シャフトリニアモーターと超高剛性リニアガイドを組み合わせた高精度駆動システムで、加工時の微小な軸振動をサブミクロン(1μm以下)レベルまで低減した。
ベッド部に従来比約50%高重量の高剛性な鋳物を採用し、歪みや経年劣化などによる機械変位を最小限に抑制。リニアガイド取り付け面の超高精度研削加工と高い組み付け技術で、サブミクロンの機械真直度を実現した。また、機械本体から加工電源などの熱源を分離し、独自制御技術「サーマルバスター」を搭載したことで、機械本体の熱変位を抑制し、48時間を超える長時間でも連続した高精度な加工を可能にした。
こうした機械特性を活かし、業界最高水準の加工面粗さ0.4μmRz(超硬合金厚さ80mm)を達成した。
金型新聞 2020年4月10日
関連記事
最短即日で出荷 ミスミグループ本社(東京都文京区、03- 5805-7050)は5月25日から、特注部品のオンライン受注加工サービス「meviy(メヴィー)」で最短即日出荷する緊急出荷サービス(ストーク)を開始した。エ…
3D積層部品の後加工 津田駒工業(石川県野々市市、076・294・5111)は、3D積層造形部品の仕上げ加工や試作部品の加工向けとして開発した小型加工機「MDP‐0002」を発売した。 主軸は毎分最高3万回転。加工できる…
次代の金型加工支える最新技術一堂に 次世代自動車の台頭や、カーボンニュートラルへの対応など、金型業界を取り巻く変化は加速度を増している。そんな状況下で、4年ぶりに大阪で開催された「インターモールド2022」。こうした変化…
アンダーカットで新工法 トヨタ自動車は独自の金型構造を採用した新たなアンダーカットの処理方法を開発した。これまでに比べて高い意匠面が得られるほか、設計時間の短縮や、金型の保全の手間削減にもつながる。この機構は特許も取得…
