チバ・テクノ(横浜市港北区、045-473-9933)はこのほど、ネットショップで、ワイヤ電極線の1巻単位での少量販売を開始した。ワイヤ放電加工の使用頻度の低い少量ユーザー向けのニーズに対応する。 販売するのは、最も…
48時間超の高精度加工
三菱電機
超高精度油ワイヤ放電加工機MXシリーズ

現場の課題
小形の精密電子部品やモータコアなどの中形自動車用駆動部品をはじめとした高精度金型では、長時間の安定したワイヤ放電加工が求められており、その要求に対応した。
提案や効果
長時間連続運転で超高精度加工を実現する油加工液仕様ワイヤ放電加工機「MXシリーズ」。高推力シャフトリニアモーターと超高剛性リニアガイドを組み合わせた高精度駆動システムで、加工時の微小な軸振動をサブミクロン(1μm以下)レベルまで低減した。
ベッド部に従来比約50%高重量の高剛性な鋳物を採用し、歪みや経年劣化などによる機械変位を最小限に抑制。リニアガイド取り付け面の超高精度研削加工と高い組み付け技術で、サブミクロンの機械真直度を実現した。また、機械本体から加工電源などの熱源を分離し、独自制御技術「サーマルバスター」を搭載したことで、機械本体の熱変位を抑制し、48時間を超える長時間でも連続した高精度な加工を可能にした。
こうした機械特性を活かし、業界最高水準の加工面粗さ0.4μmRz(超硬合金厚さ80mm)を達成した。
金型新聞 2020年4月10日
関連記事
JIMTOF2022で次世代の技術としてひときわ注目を集めたのがデジタル技術だ。IoTやAI、クラウドなどを活用し機械の稼働状況監視や加工の不具合低減に生かす。金型づくりでもデジタルトランスフォーメーション(DX)が課題…
ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、超硬コーティングソリッドドリル「ストライクドリル」に、穴あけと面取り加工が一度にできる面取り刃付きタイプを追加し、発売した。 穴あけと面取り加工が一度にできる…
ギガキャストに対応 大同特殊鋼はこのほど、ギガキャストに対応した熱間金型用鋼「DHA‐GIGA」の販売を開始した。超大型のダイカスト金型に求められる焼入性を飛躍的に向上。従来の金型用鋼に比べ、使用中の割れを抑制できる。こ…
金型加工の最新技術が競演 4年ぶりの大阪開催 金型加工技術の専門展示会「インターモールド2022」(主催:日本金型工業会、運営:インターモールド振興会)が4月20~23日の4日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催…


