電池ケースなど視野 冷間鍛造金型などを手掛けるニチダイは独自の鍛造技術を駆使して新たな市場の開拓に乗り出す。まずは、電気自動車などで脚光を浴びる電池ケースやバッテリー市場向けに鍛造技術を応用して、ケースの強度向上や生産…
厳しい精度要求に対応
三井精機工業
5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55XⅢ」
現場の課題
付加価値の高い加工部品の仕上げ加工は、精度要求が厳しい。加工機には、機械本体の剛性向上に加え、主軸性能やクーラントシステムの高度化が必要になる。
提案・効果
5軸制御立形マシニングセンタ「Vertex55XⅢ」は、「最小の設置スペースで最大の加工エリア」を実現した「Vertexシリーズ」の3世代目。2m×3mの設置スペースで最大φ750㎜×高さ525㎜のワークが加工できる。
機械の基本構造や機能を強化し、精度と剛性を向上させたことによって、精度要求の厳しい加工に対応する。ベッド(土台)を箱形構造とし、剛性を高めた。また、主軸熱変位補正機能を強化し、Z軸の変位量が従来の約3分の1に改善する。
加えて、自社製の傾斜円テーブルを採用し、高速・高精度な割出しを可能にした。位置決め精度は、A/C軸±2秒という高さを実現する。
要求される精度が年々高まる中、機械剛性を向上し、熱変位補正機能を強化した「Vertex55XⅢ」を使用することによって、安定した加工精度を維持できるようになる。
金型新聞 2020年4月10日
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