金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

06

新聞購読のお申込み

大型金型の加工から計測まで
オークマ

高速高品位5面加工門形マシニングセンタ「MCR-S」

オークマの公式製品紹介は、こちらから

現場の課題

 金型の加工において、加工時間そのものはもちろん、加工後にワークを3次元計測機に搬送、据え付ける時間や、型合わせ、磨きを含む、金型加工のリードタイムを短くしたい。

提案・効果

 MCR-SはZ軸を800㎜突出した状態で、重切削加工能力 710㎤/分の高い加工能力を備える。

また、NC制御技術「Hyper-Surface」を用いることで加工中に制御装置がNCデータを自動補整し、隣接段差を解消することで加工面にスジ目のない高面品位加工を実現する。

さらに、タッチプローブと精度マスタを用いて簡単に空間精度を校正する「3Dキャリブレーション」を採用。高い機械精度の維持が可能となり、三次元測定機と同等の機上計測結果を一般工場環境下で実現し、計測工程を機械に集約する。

 高い加工能力で加工時間を短縮。高精度な機上計測によって計測工程への金型搬送、段取り作業の不要化を提案する。

「Hyper-Surface」によって、隣接段差が解消され、金型の磨きにかかる時間も削減できる。

金型新聞 2020年4月10日

関連記事

独自の型構造を採用
トヨタ自動車

アンダーカットで新工法  トヨタ自動車は独自の金型構造を採用した新たなアンダーカットの処理方法を開発した。これまでに比べて高い意匠面が得られるほか、設計時間の短縮や、金型の保全の手間削減にもつながる。この機構は特許も取得…

インターモールド2022大阪 総集編

次代の金型加工支える最新技術一堂に 次世代自動車の台頭や、カーボンニュートラルへの対応など、金型業界を取り巻く変化は加速度を増している。そんな状況下で、4年ぶりに大阪で開催された「インターモールド2022」。こうした変化…

ソディック 未消耗の面で加工、高品位に

ワイヤ回転機構を搭載  ソディックは、世界で初めてワイヤ回転機構を搭載したワイヤ放電加工機「ALアイグルーブエディション」を開発した。  ワイヤを回転させながら加工することで、高精度で高品位な面が得られる。段差加工を簡単…

金型の日、名古屋で式典

11月25日、メルパルク名古屋 トヨタ自動車元社長・張富士夫氏らが講演 永年勤続優良表彰も 日本金型工業会(小出悟会長)は11月25日、名古屋市東区のメルパルク名古屋で、第48回の金型の日の式典を開催する。記念式典では、…

高精度な金型加工に不可欠 ツール測定・管理

高精度に金型を加工するために不可欠なツールの測定や管理は従来、熟練技能者によって行われてきた。しかし人手不足や生産性向上を背景に、製造現場の自動化ニーズは高まっておりロボットを活用したツールプリセッタや機上測定などが登場…

トピックス

関連サイト