金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

10

新聞購読のお申込み

田口型範 社長 田口 順さん(70)
〜ひと〜

親子2代で旭日単光章を受けた

 昨年11月、秋の叙勲で「旭日単光章」を受賞した。創業以来72年連続で黒字経営を続けたこと、2007年に経済産業省から「元気なモノ作り中小企業300社」を受けたことなどが認められた。「個人ではなく、田口型範という会社で受賞したと解釈している」。

 先代の父、貞一さんも1985年に「勲六等単光旭日章(現在の旭日単光章)」を受賞しており、親子2代の栄誉となった。「木型職人で『現代の名工』にも選ばれた父に対して、自分は経営者タイプ」と自らを称する。

 大学卒業後に入社。翌年、二本松工場(福島県)の立ち上げに責任者として携わった。「ボルト1本すら無い未開の地で苦労したが、経営者としての感覚が身に付き、良い経験ができた」。

 89年に先代から社長を引き継いだ。「2代目として自分の強みを見つけるのに必死だった」。NC(数値制御)化を進めたり、5軸制御マシニングセンタを業界に先駆けて導入したり、現在の「木型」「金型」「試作」「インペラ」という4本柱を確立した。

 今後は技能者の育成に力を注ぐ。「日本の金型が世界一という時代はとうの昔に過ぎ去った。技術力が落ちており、このままでは世界から取り残される」と危機感を抱く。機械の操作、プログラム、設計など従業員を一から教育し、技術力の底上げを目指す。

金型新聞 2020年6月4日

関連記事

この人に聞く2015<br>天青会(金型工業会東部支部)<br>小泉 秀樹会長(ペッカー精工社長)

この人に聞く2015
天青会(金型工業会東部支部)
小泉 秀樹会長(ペッカー精工社長)

金型以外にも視野 原点から新たな発見  日本金型工業会東部支部天青会の会長に今年5月、就任した。「原点に立ち返って、色々な視点から根本を見直せるような活動をしていく」と今年度のテーマに「原点回帰」を掲げる。  天青会に入…

牧野フライス製作所 執行役員 高山幸久営業本部長に聞く【特集:進む設備の大型化】

大型機組立工場新設の理由 牧野フライス製作所は昨年末、山梨県富士吉田市に大型加工機の組み立て工場を新設すると発表した。12年ぶりの新工場で、総額210億円を投資し、大型加工向けを強化する。2026年初めに本格稼働する予定…

ユニオン精機 直彫り化でリードタイム短縮、進化し続ける企業目指す【Innovation〜革新に挑む〜vol.6】

ダイカスト金型を中心としたアルミニウム鋳造用金型専業メーカーのユニオン精機(兵庫県加古川市、079・425・0765)。型締力1000t以上の大物金型を得意とし、二輪・四輪車や汎用エンジンなどのアルミニウム鋳造部品に対応…

【新春特別インタビュー⑥】岐阜大学副学長・王 志剛氏「金型は最適な教育ツール」

モノの本質を学ぶ場 金型は最適な教育ツール 企業との接点が重要 〜次世代人材の教育〜  1963年生まれ、中国・黒竜江省出身。工学部・機械工学科教授、研究テーマ:プロセス・トライボロジー、型工学、冷間鍛造・板鍛造。92年…

切削油をオーダーメイド
サンコーオイル

 「お客様が求める油を作りたい」と語るのは、サンコーオイルの菅大祐専務。同社ではユーザーが求める価格帯や性能、さらには環境への影響まで考慮し、オーダーメイドで切削油の製造を行い、好評を得ている。  切削油のオーダーメイド…

トピックス

関連サイト