ユーザー視点の型づくり樹脂とプレス技術の融合 成形メーカーだった、いがり産業が金型製作に着手したのは2004年。10年以上経て、今や金型の外販が売上の7割以上を占めるまでに成長した。成形メーカーという利点と生かし、ユーザ…
20年度事業 ウェブ活用を推進
金型工業会 オンラインで総会

日本金型工業会(小出悟会長)は6月5日、第8回の定時総会を開催した。小出会長の続投を承認したほか、副支部長全員の留任を決めた。コロナウイルスの影響拡大が見通せない中で、可能な範囲で事業を進めていくことを確認。テレビ会議システムを有効活用したイベントなどを積極的に行うことで一致した。時期は未定ながら、新金型ビジョンの策定や、教育関連の事業を包括する金型人材育成学校(仮称)の設立に向けた準備を行うことも決定した。
小出会長が続投
コロナウイルスの感染拡大防止のため、テレビ会議システムを活用したウェブ総会とし、32人の理事が出席した。(写真)
役員改選期に当たる今年の総会では決算、事業報告に続き、小出会長の続投を承認。東部の鈴木教義支部長、中部の山田徹志支部長、西部の山中雅仁支部長の支部長全員の留任を決定した。
事業計画では、コロナウイルス収束のめどが立っていないことから、現状を緊急事態と位置づけ、緊急的な対応を優先することで一致。事業や予算の執行については、インターモールドが中止になったことなども踏まえ、できる範囲内で進めていくことを確認した。
すでに総会や理事会は、テレビ会議システムを使って開催していることから、今後もテレビ会議システムを有効活用したイベントなどを積極的に行うことも決めた。
中里栄専務理事は「遠方の会員の方も講演会などに参加しやすくなる」とし、積極的なイベントへの参加を呼び掛ける。
金型学校を設立、新ビジョン策定
時期は未定だが、コロナ禍の教訓を織り込んだ令和時代の新たな金型産業ビジョンの策定を進めるほか、入会金を無料にする会員増強キャンペーンを継続する。
これまで日本金型工業会が主催してきた様々な勉強会や、金型マスター認定制度などを包括する金型人材育成学校(仮称)の設立に向けた準備を行うことも決定した。
また、日本金型工業会が技術等情報管理認証機関となるために、立ち上げた認証委員会では、その意義の再確認や、会員企業の他国・他社との差別化支援となる活動を行う。
金型新聞 2020年7月1日
関連記事
米に工場、生産力強化 自動車ボディ向けプレス金型を手掛けるオギハラの社長が今年1月に交代した。新社長はアメリカ現地法人副社長の長谷川和夫氏。製造部門を経験し、長く海外畑を歩み、海外自動車メーカーの金型調達や開発にも携わ…
ダイカスト金型を中心としたアルミニウム鋳造用金型専業メーカーのユニオン精機(兵庫県加古川市、079・425・0765)。型締力1000t以上の大物金型を得意とし、二輪・四輪車や汎用エンジンなどのアルミニウム鋳造部品に対応…
バリ取りや金型メンテ 9月16日、10月6日 金型補修機器などを手掛ける三和商工(東京都渋谷区、03-3376-3464)と、ゴム砥石メーカーの大和化成工業(埼玉県草加市、048-936-8684)は9月16日と10月6…
高野氏を会長に選任 日本金型工業会東部支部天青会は5月6日、上野精養軒(東京都台東区)で第10回定時総会を開催した。任期満了に伴う役員改選で高野英治氏(タカノ社長)を新会長に選任した。任期は1年。副会長には前田誠之氏(サ…


