金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

24

新聞購読のお申込み

【ひと】ベントム工業社長・本田大介さん システム会社を立ち上げた金型経営者

システム会社立ち上げた金型経営者

 クラシック音楽事務所の営業から父親が創業した鋳造・ダイカスト金型メーカーに転職。会社を受け継いだ後、工程管理を手掛けるシステム開発会社を設立した。異色の金型経営者だ。

 入社した当初は、機械の使い方はもちろん、金型のこともよく知らなかった。加工や設計、検査など一通り現場を経験したが、「経験豊かな職人に追いつくのは難しいと感じた」。自分の強みは何か。必死に考え、行き着いたのが営業だった。

 “良い物を作れば、お客さんが選んでくれる”そんな考えに反対した。自ら仕掛けていかなければ、仕事は増えない。展示会への出展など積極的に新規開拓に動いた。数年後、取引先は数倍に増えた。

 取引先が増え、今度は工程管理に苦労した。管理を効率化するため、あらゆるシステムを検討したが、どれも高価で、使わない機能が多く、操作も複雑。もっと使いやすくて、導入しやすいものはないか。

 そこで生まれたのがシステムエンジニアと共同開発した「cycleon(サイクロン)」。2016年には、自分たちと同様の課題を持つ会社を支援するために、システム開発会社「シンクビジョン」を立ち上げた。

 「競争のステージが変わっている。これまで以上に考え、新しい価値を提供しないと金型メーカーは生き残れない」。次の展開もすでに頭の中にある。

ベントム工業のホームページはこちらから

金型新聞 2020年8月10日

関連記事

この人に聞く
沖電線 電極線事業部 吉本雅一事業部長

 沖電線(川崎市中原区、044-766-3171)は今年5月、ワイヤ放電加工機用電極線製品を全面リニューアルした。電極線全製品の真円度を現行品の4分の1に抑え、高品質化。パッケージも一新した。電極線製品をリニューアルする…

関東製作所 渡邉社長インタビュー 【特集:営業ってどうする?】

デジタルマーケティングで見込客を獲得 近年は国内の金型市場が縮小しており、いかに新規開拓を行うかが大きな課題となっており、効率良く営業活動を展開するための仕組みやシステムの構築も求められる。年間の新規引き合い件数500件…

鳥羽工産 甦れ!往年の名車たち【金型の底力】

「コロナ禍で航空機など需要が落ち込み、試作車市場も変化している」と語ったのは鳥羽工産の傍島聖雄社長。同社は金型製作(プレスや射出成形)から量産(少ロット)まで一貫生産体制を強みに、これまで自動車の試作型や試作車の製作、航…

日本金型工業会 学術顧問
横田 悦二郎 氏(日本工業大学客員教授)
〜鳥瞰蟻瞰〜

コロナを好機にするには 営業など中間層の変革をICTの活用が絶対条件  コロナで金型業界は難しい状況にありますが、大変だと騒いだり、パラダイムシフトを心配したりしても何も生まれません。むしろ、やり方次第では、ピンチをチャ…

東洋研磨材工業〜我ら金型応援隊〜

職人技術により近い研磨を  東洋研磨材工業(東京都港区、03-3453-2351)は、鏡面ショットマシン「SMAP」を手掛ける研磨材商社。商社ながら、創業者の「いかなるニーズにも応え得る商社でありたい」という思いから、設…

トピックス

関連サイト