自動車の電動化が金型に及ぼす影響は大きい。エンジンなどの減少が懸念される一方、軽量化ニーズでアルミの採用が期待されるなどダイカスト金型は変化を迫られている。では電動化でダイカストはどう変わっていくのか。昨秋のダイカスト展…
【ひと】ベントム工業社長・本田大介さん システム会社を立ち上げた金型経営者
システム会社立ち上げた金型経営者

クラシック音楽事務所の営業から父親が創業した鋳造・ダイカスト金型メーカーに転職。会社を受け継いだ後、工程管理を手掛けるシステム開発会社を設立した。異色の金型経営者だ。
入社した当初は、機械の使い方はもちろん、金型のこともよく知らなかった。加工や設計、検査など一通り現場を経験したが、「経験豊かな職人に追いつくのは難しいと感じた」。自分の強みは何か。必死に考え、行き着いたのが営業だった。
“良い物を作れば、お客さんが選んでくれる”そんな考えに反対した。自ら仕掛けていかなければ、仕事は増えない。展示会への出展など積極的に新規開拓に動いた。数年後、取引先は数倍に増えた。
取引先が増え、今度は工程管理に苦労した。管理を効率化するため、あらゆるシステムを検討したが、どれも高価で、使わない機能が多く、操作も複雑。もっと使いやすくて、導入しやすいものはないか。
そこで生まれたのがシステムエンジニアと共同開発した「cycleon(サイクロン)」。2016年には、自分たちと同様の課題を持つ会社を支援するために、システム開発会社「シンクビジョン」を立ち上げた。
「競争のステージが変わっている。これまで以上に考え、新しい価値を提供しないと金型メーカーは生き残れない」。次の展開もすでに頭の中にある。
金型新聞 2020年8月10日
関連記事
Mastercamの世界販売1位を記録するジェービーエムは今年、創業50周年を迎えた。同社は近年、CAD/CAMのほか、ロボットシミュレーション、計測、積層技術など幅広い分野のソフトウェアを拡充し、生産現場の自動化・省…
特殊鋼材料の販売や金型のメンテナンスを手掛ける商社の南海モルディ(22年9月に南海鋼材から社名変更)は、オリジナル製品「予熱くん」や「肉盛りくん」を開発、販売し好評を得ている。 「予熱くん」は、製造前の金型予熱、焼き嵌め…
未来拓く技術を提案 JIMTOF2016で注目を集めた金型や精密部品に関連する最新の加工技術が一堂に集まるUMモールドフェア。今回は新型の5軸加工機や金属3Dプリンタをはじめ、IoT(モノのインターネット)の活用技術が…
「技術等情報の管理認証制度」設立 IoT化やグローバル化などによって、情報流出のリスクが高まる昨今、製造業には技術などの情報の適切な管理が求められている。金型業界も例外ではなく、「顧客情報がしっかり管理、保護できている…


