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城南村田 フェイスシールドを製作
コロナをチャンスに
青沼社長

「金型メーカーとして、コロナ禍で何かできることはないかと思ったのです」。そう話すのは、金型技術を活かし、フェイスシールドを作成した城南村田(東京都大田区、03-5744-3555)の青沼隆宏社長。
普段はチョコレートなどの贈答用食品トレイ向けの真空成形金型と成形を手掛ける。今年は新型コロナウイルスにより受注は激減。稼働率は80%に落ち込んだ。
さらに、緊急事態宣言で人との接触を8割減らすように求められた。青沼社長は、「製造業で8割減は難しい。そう考えてしまうのが、言い訳をしているみたいで悔しかった。別の部分で貢献したいと思った」。
目を付けたのがフェイスシールドだった。医療の現場はひっ迫し、足りないと知った。お面のようなものだから、真空成形金型で作れるのではないか。それがきっかけだった。
結果的には、抜き型で作成することにした。ただ、「抜き型を作る上で、真空成形金型の製作成形技術が活かされた」(青沼社長)。角2サイズに入るコンパクトなフェイスシールドの製作に成功した。
地元大田区をはじめとした全国の医療機関に無料配布。さらに販売も開始した。医療機関のほか、手話通訳など、表情で伝える必要があり、マスクを使えない職種などからの反響が大きいという。
「ピンチはチャンス。厳しい時こそ動かないと始まらない。動くことで、何に貢献できるかをこれからも考えていく」。
金型新聞 2020年9月10日
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