スリムハイドロチャックブラスターシリーズ エヌティーツールの公式製品紹介は、こちらから 現場の課題 複雑な形状ワークや深掘加工では加工条件によりクーラント外掛けだけでは冷却が不十分になりがちという問題。 提案・効果 …
ミスミグループ本社 ガス抜き部品を強化
樹脂の高機能化に対応無料モニターキャンペーンも
丸型ボラベント

ミスミグループ本社(東京都文京区、03-5805-7050)がガス抜き部品の品揃えを強化している。3年ほど前から取り組み始め、「フィルター付きピン」や「スリット入れ子」などを拡充。今夏には「丸型ポラベント(多孔体金属)」を発売した。樹脂素材の高機能化などによって増加するガス抜き需要に対応する。
同社のガス抜き部品は、ピンポイントでガス抜き効果を発揮するピンの端面に微細な穴が空いた「フィルター付きピン」や、小~中面積で効果的な微細スリット構造の「スリット入れ子」、中~大面積に適した「ハーモニカ入れ子」など幅広くラインアップされている。金型メーカーは、面積や加工性、ガス抜き効果などの用途に合わせて最適な部品を選択することができる。
今年7月に発売した「丸型ポラベント」は、20μmの微細な穴が空いた多孔体金属。ステンレス材を焼結した多孔体のため、どの方向からでもガス抜きができる。従来は角型だけだったが、直径4~20㎜の丸型を加え、幅広い用途に対応する。
近年、樹脂の機能強化のために炭素繊維やガラス繊維などの添加剤が含まれる材料が増え、成形時にガスが発生しやすくなったことで、ガス抜き需要が増加している。同社は今後、ガス抜き部品のラインアップ強化に加え、メンテナンス用品の開発にも注力し、需要に対応していく。
現在、対象のガス抜き部品を4週間無料で試すことができる無料モニターキャンペーンを実施している。同社は「まずは試して、ガス抜きの効果を実感してもらいたい」としている。
金型新聞 2020年9月10日
関連記事
加工と表面処理も 非鉄金属や銅などを扱う専門商社の白銅(東京都千代田区、03-6212-2811)は昨年から、ピンやパンチなど特注金型部品の取り扱いを始めている。連携する中国の加工メーカーで製作した部品を輸入し、日本国内…
1.3〜1.6倍の表面硬さ 窒化処理などを手掛けるカナック(静岡県藤枝市、054-644-7988)はこのほど、低クロム鋼向け新処理「EVOLK(エボルク)」を発売した。既存処理に比べ、表面硬さが1.3~1.6倍ほど向上…
大型金型の磨き削減 C&Gシステムズは、5軸マシニングセンタ(MC)対応CAD/CAM「キャムツール」の新版「V17.1」を発売した。切削痕を抑え、磨き工程の削減につながる機能などを強化した。 CL制御点を曲率に…
MOLDINO(東京都墨田区、03-6890-5101)はこのほど、穴加工用工具「超硬 OHノンステップボーラーシリーズ」から穴深さが直径の40~50倍に対応した超深穴加工向け「40~50Dタイプ」を発売した。 高強度の…