金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

30

新聞購読のお申込み

東洋研磨材工業〜我ら金型応援隊〜

職人技術により近い研磨を

大内専務

 東洋研磨材工業(東京都港区、03-3453-2351)は、鏡面ショットマシン「SMAP」を手掛ける研磨材商社。商社ながら、創業者の「いかなるニーズにも応え得る商社でありたい」という思いから、設立当初から技術研究部門を設置。その技術力の結実の一つが「SMAP」だ。

 特長は「ブラスト感覚で金型磨き職人の仕上げ加工が出来る」こと。研磨材は弾性体で、砥粒を練りこまず表面に付着させている。投射はブラストと異なりインペラーを使用し、研磨材を大量にかつ斜めに当てる事で表面を滑るように動き、より職人技術に近い研磨を再現することに成功した。

 大内達平専務は、「磨き技術の継承で悩まれている金型メーカーが多い。人手不足に対しサポートできる商品として提案したい」と語った。

  • 本  社 :東京都港区三田1‐2‐22
  • 電  話 :03-3453-2351
  • 代 表 者 :大内正司社長
  • 事業内容 :研磨材の販売、鏡面ショットマシン「SMAP」シリーズなどの開発・製造
  • 従 業 員 :28人
  • 設  立 :1948年

関連記事

堀江亜衣奈さん 醍醐味は職人技の瞬間【ひと】 

「六角パンチやピンの研削加工では多少寸法のズレが発生するため、補正するのが常ですが、狙い通りに寸法がハマッた瞬間はヨシッとガッツポーズします」と笑顔を見せるのは堀江亜衣奈さん(22)。精密鍛造金型や部品を手掛ける阪村エン…

設計、見積もり時間を短縮 サイベックコーポレーション【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

ギア部品など高難度な加工にも対応 プレス用金型メーカーのサイベックコーポレーションは金属成形加工シミュレーションを活用し、設計や見積もりにかかる時間の短縮を実現した。EV関連など高難度部品への対応を進めている。 同社は冷…

J‐MAX 山﨑英次社長に聞く 電動化サプライヤーへの道【特集:プレス加工の未来】

自動車の電動化(EV化)に伴い、ものづくりも大きな変革期を迎えている。従来のエンジン車には搭載されなかった電動化部品の需要が高まり、新規需要の取り込みが部品メーカー各社の大きな課題となっている。その中、ハイテン材加工の車…

伊藤清光さん 進取の精神で取り組む現代の名工【ひと】 

セラミックスや焼結機械部品、超硬合金の刃先交換用チップ。これらは粉末にした材料を金型に入れ、成形機で押し固めた後に焼結する「粉末冶金」によって出来上がる。 従来の粉末成形は、成形体の外周に凹凸がついた形状の成形が難しく、…

型から成形まで一貫生産<br>コガネイモールド 村田 隆 常務

型から成形まで一貫生産
コガネイモールド 村田 隆 常務

この人に聞く2018  今年4月に樫山金型工業から社名を変更した「コガネイモールド」。携帯電話を中心としたプラスチック金型で一時代を築いた同社だったが、スマートフォンの登場によって需要が激減。しかし、一昨年に空圧機器メー…

トピックス

関連サイト